第2回 市場委員会

 平成24年7月3日、第2回市場委員会(委員長:岡本晋 ITホールディングス(株) 社長)がJISA会議室で委員5名、オブザーバとして経済産業省商務情報政策局情報処理振興課の松永武志係長、河野JISA副会長・専務理事はじめ事務局7名の計13名により開催された。

 今回は、各部会の活動について、サービス化部会から報告書「新たなビジネスモデルの創造に向けた改革への取組」における提言について報告があった。提言はサービス化に向けたビジネスモデル転換を促進するためのものであり、(1)ベンダ企業トップのコミットメント、(2)(ビジネスモデル転換を推進する人材の)人材評価基準や評価プロセスの明確化、(3)サービス化のメニュー化を促進し人月モデルとは異なる価格体系の構築、(4)サービスを持続的に自律化させる知識集約型の活動、(5)中堅中小企業におけるサービス化への取組等について取組の重要性を示した。

 契約部会からは、第1回部会においてソフトウェア開発委託契約とトラブル防止に向けてスルガ銀行・日本IBMの事案について意見交換を行ったこと、派遣・下請法対応WGで改正労働者派遣法について経団連労働政策本部と意見交換を行ったこと等が報告され、意見交換を行った。

 価格モデル部会からは、今年度の活動フレームについて説明があり、現行のJISA価格モデルを次世代モデルとの違いなどについて意見交換を行った。

 また、市場委員会として今までの活動を総括する位置づけで秋にシンポジウムを開催する企画案について検討が行われた。内容は、3部構成で「ユーザにおけるIT投資動向の変化」、「情報サービス産業における取引の変化」、「情報サービス産業の展望」について講演・発表・討論を行い、今後の情報サービス市場はどう変わっていくのか、我々はどう対応していけばいいのかを考える契機としていく。本件は継続して検討することとなった。

(手計)

  •  

このページの先頭へ▲