F5a 7月27日 15:45〜17:25 会議室A
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photo01 込山 俊博
日本電気株式会社

ソフトウェア生産革新部

統括マネージャー
ソフトウェア製品の品質要求及び評価
−ISO/IEC 25000:SQuaREシリーズとそのプロセス評価改善への活用−
プロフィール

1985年、慶應義塾大学・理工学部卒業。同年、日本電気株式会社に入社。以来、ソフトウェア製品評価技術、ソフトウェアプロセス評価技術、システム開発方法論などの研究開発に従事。SEI-Certified SCAMPI Lead Appraiser / CMMI Instructor、iNTACS-Certified ISO/IEC15504 (AutomotiveSPICE) Competent Assessorなどの資格を有し、2000年から社内外のシステム開発組織の業務プロセス改善コンサルテーションに従事。現在は、主にソフトウェアエンジニアリング技術の社内展開を行っている。対外的には、ISO/IEC JTC1 SC7/WG6国際セクレタリ、経済産業省メトリクス高度化プロジェクト委員、IPA/SECプロセス改善WGリーダなどを務め、ソフトウェアエンジニアリング分野の国際標準化やJIS化、業界への技術普及などに貢献している。1997年度標準化貢献賞(情報処理学会・情報規格調査会)、2007年度国際標準化貢献者表彰(経済産業省産業環境局長表彰)受賞。共著書/共訳書:「ソフトウェア品質評価ガイドブック」日本規格協会、「パーソナルソフトウェアプロセス技法」共立出版、「情報サービス産業白書2010」日経BPなど。発表論文多数。IEEE、ACM、情報処理学会、電子情報通信学会、PM学会各会員。

講演概要

受発注者間での品質要求の合意、作業成果物の品質評価結果に基づく工程移行や製品リリースの判断、及び候補となるソフトウェア製品の選定などを行う場合、品質の捉え方や評価の仕方に一貫性がないと混乱をもたらします。このような問題意識に基づき、ISO/IEC JTC1 SC7/WG6では、ソフトウェア品質の構造モデル、メトリクス、要求定義と評価のプロセスなどの国際標準化に取り組んでいます。本講演では、同WGで制定を進めているソフトウェア品質評価の国際規格ISO/IEC25000(SQuaRE)シリーズの概要を解説します。SQuaREの特徴は、多角的かつ定量的なソフトウェア品質の評価にあり、品質モデルを構成する品質特性、並びにそれらの代表的なメトリクスを紹介します。また、SQuaREとプロセスアセスメントモデルとの関係、並びにそのプロセス評価改善への活用について説明します。

F5a 7月27日 15:45〜17:25 会議室A





F5b 7月27日 15:45〜17:25 会議室B
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photo01 丸山 勝久
立命館大学

情報理工学部

教授
ソフトウェア保守との付き合い方 
−進化や再利用を前提としたソフトウェア開発技術−
プロフィール

1993年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了.

1993年日本電信電話株式会社(NTT)入社 ソフトウェア研究所配属.

1999年NTTコミュニケーションズ株式会社転属.

2000年より立命館大学理工学部勤務

2003年9月〜2004年9月カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)ソフトウェア研究所(ISR)客員研究員.

ソフトウェア保守,ソフトウェア再利用,ソフトウェア開発環境,プログラム理解支援の研究に従事.

博士(情報科学,早稲田大学).

情報処理学会,電子情報通信学会,日本ソフトウェア科学会,IEEE-CS,ACM各会員.

講演概要

システムの運用・管理において、ソフトウェアをつねに正しく稼働させておくこと、さらに顧客の要求に合わせて適時ソフトウェアを変更することは不可欠であり、ソフトウェア保守はますます重要な作業となってきています。

保守において、現在稼働中のソフトウェアを修正あるいは変更する際にもっとも重要なことは、そのソフトウェアを理解することです。同時に、ソフトウェアは本質的に変化しつづける性質を持つことを認識し、変化を積極的に取り込んでいくことが、ソフトウェア保守を実践していく上では重要です。

また、過去に開発されたソフトウェアの一部やそのソフトウェアの開発によって得られた知見を、次のソフトウェア開発において積極的に活用する活動を再利用といいます。再利用の利点は、新規ソフトウェアを効率的に開発することだけではありません。ソフトウェア開発時に再利用を強く意識することで、将来の変更に強いソフトウェアを構築することができます。

本講演では、ソフトウェア保守の概要と、保守を支える技法を紹介します。特に、プログラム理解、リエンジニアリング、ソフトウェア進化、コンポーネント指向に焦点をあて、これらを支援する技術について解説します。

F5b 7月27日 15:45〜17:25 会議室B