制度利用者以外のあなたの3つの心構え
1. 短時間勤務や在宅勤務等の多様な働き方の意義・内容は制度利用者とマネジャーだけが認識していればよいというものではありません。多様な働き方は、職場での仕事の進め方や従業員全体の働き方の見直しにつながる制度であり、制度利用者以外の方も制度を十分に理解していないと、円滑な制度運用が難しくなってしまいます。このような意味で、制度利用者以外の方も、制度の意義・内容について十分理解しておく必要があります。
2. 周囲で制度の利用申請があった場合は、仕事の進め方の見直しの好機ととらえ、メンバー全員で業務内容の棚卸しを行い、効率的な業務分担のあり方や工夫等を積極的に提案していくようにしましょう。
3. 多様な働き方をしながら仕事の品質や生産性を維持・向上させるためには、制度利用者と周囲のメンバーが良好な関係を構築し、円滑なコミュニケーションを行うことが不可欠です。周囲のメンバーは、適度な配慮のもとに、制度利用者と意識してコミュニケーションをとるようにしましょう。周囲のメンバーも、多様な働き方の特性を十分に理解し、その中でのコミュニケーションに慣れることが重要なのです。