SPES2006講演概要
会場:日本科学未来館
基調講演
No | 日時 | タイトル/概要/プロフィール | 会場 |
---|---|---|---|
FG1 | 7月12日(水) 10:40-11:20 |
【タイトル】 「情報システムの信頼性と情報政策」 【講師プロフィール】経済産業省情報処理振興課長 鍛治 克彦(かじかつひこ) |
みらいCANホール |
FG2 | 7月12日(水) 11:20-12:30 |
【タイトル】 「プロセス改善と経営責任」 【概要】 様々な分野においてITシステムのトラブルが報告されている。ITはすでに社会の「Infrastructure Technology」となっているにもかかわらず、大半のITシステムは安全性、信頼性、セキュリティ等の側面で、物理的なインフラストラクチャーのような設計・構築がなされていない。 【講師プロフィール】ソフトウェアの品質保証が重要な課題であるが、依然として「ソフトは特別だ」と言う意識が強く働いている。ソフトは言語で記述する一種の「作品」という性格と「工業製品」という性格を兼ね備えたものであるから、ハードとしての工業製品と全く同等に扱うのは難しい。 しかしながら、できる限り規定されたルール・ガイドライン等に則って構築し、品質保証レベルを可視化して提示することが求められる時代になっている。これこそが「システム構築におけるコンプライアンス」であり、各種ガイドライン遵守は経営責任である。 事業者は自発的に状況の改善に努めなければならないが、もし自助努力できないなら、政府による規制もやむなしである。 有賀 貞一(あるがていいち)
(株)CSKホールディングス 取締役(代表権)、1947年生。
1970年一橋大学経済学部卒。大学時代コンピュータ・クラブと自習でコンピュータを学ぶ。アルバイトも大学1年の時からコンピュータオペレーション関係、プログラム作成やコンピュータ関連文献の翻訳なども経験。当時から情報サービス産業界との関係が深い。 1970年(株)野村電子計算センター入社、1988年合併により(株)野村総合研究所(NRI)、1990年同取締役、1994年同常務取締役。
その間流通、製造、金融等各種情報システムの構築、ニューヨーク駐在員事務所長、ネットワーク事業、金融関係システム商品事業の立上げ、海外でのデータセンター構築・サービスビジネス立上げ、大規模公共SIビジネスの獲得など、多方面に渡るITサービス事業を経験。 1997年(株)CSK 転職、専務取締役、2000年同代表取締役副社長、2004年同代表取締役、2005年より現職。その間金融システム事業本部長、生産性向上委員会委員長、技術・品質・生産性担当等。 またNRI、CSK通じて、人材育成、情報処理技術者試験(委員25年間就任)、政府関係委員会、生産性向上などに尽力。 現在情報サービス産業協会副会長、一橋大学・東京工業大学非常勤講師、岩手県立大学理事、産業構造審議会情報サービス・ソフトウェア小委員会委員、情報処理学会正会員等。 |
みらいCANホール |
SG1 | 7月13日(木) 10:30-12:30 |
【タイトル】 「要求工学プロセスの改善とその意義 【概要】Requirements Engineering Process Improvement -- What Does it Mean?」 ソフトウェアプロセス改善はソフトウェア業界で広まっている。一般に、プロセス改善とは、ソフトウェア開発を一貫して実行でき、かつ、定量的評価を可能にすることである。これを実現する最も広く知られた組織的方法はSEIのCMMIである。しかし、CMMIは要求分析、仕様化、要求検証などの工学プロセスを改善する方法についてはほとんど助けにならない。どのような計測方法が役立つのか?何を計れば良いか?うまくいっているかどうか、どのようにして判断できるか?改善しているかどうか、どのようにして判断できるか?この基調講演では、要求工学の「目的」に焦点を当て、要求工学プロセスを定量的に評価するガイドラインを示す。 【講師プロフィール】 Alan M. Davis 現在、米国コロラド大学コロラドスプリングス校(University of Colorado at Colorado Springs)の教授である。Omni-Vista社の社長、BTGの副社長など産業界での技術者、経営者としての経験もある。1975年米国イリノイ大学(University of Illinois at Urbana-Champaign)でPh.D.を取得。 要求工学の開拓者の一人であり、これまで、25年間に100社以上の企業のコンサルティングも勤め、数多くの論文と著書がある。著書としては、1990年に刊行された”Software Requirements: Analysis and Specification”と1993年に刊行された ”Software Requirements: Objects, Functions, and States” はこの分野の古典として知られている。この他、ソフトウェア開発と管理の勘所を集めた ”201 Principles of Software Development” [1995年刊], ソフトウェア開発の根本問題に関するエッセイ“Great Software Debates” [2004年刊], 適切な要求とは何かを問う“Just Enough Requirements Management” [2005年刊]がある。 研究分野としては、ソフトウェア工学の中で要求工学分野を中心として、特に要求獲得や要求のトレードオフ、プロジェクト管理、さらには、起業(Entrepreneurship)に関心を持つ。 要求工学の国際会議の創始者の一人として、1991年のICRE(International Conference on Requirements Engineering)[現在の要求工学国際会議の前身の一つ]の大会委員長、ステアリング委員会議長を務めるなど、長年、活躍してきた。また、1994年〜1998年にIEEE Softwareの編集長を務めた。現在、IEEEのフェロー(Fellow)である。 |
みらいCANホール |
事例研究と技術発表
No | 日時 | タイトル/概要/プロフィール | 会場 |
---|---|---|---|
FA1 | 7月12日(水) 14:00-15:00 |
【タイトル】 「デジタルテレビにおけるソフトウェア開発力強化の取り組み」 【概要】 1990年代後半より、放送のデジタル化、機能の高度化が進み、テレビの組込みソフトウェアの開発規模と複雑化は急速に増大している。 【講師プロフィール】本発表ではテレビを中心に製品化を行っている松下電器産業株式会社パナソニックAVCネットワークス社 映像・ディスプレイデバイス事業グループのソフトウェア開発の課題、開発効率と品質向上に向けた種々の改善取組みの内容について紹介する。 岡部 公治(おかべこうじ) 松下電器産業(株) パナソニックAVCネットワークス社(PAVC社) 映像・ディスプレイデバイス事業グループ DTVネットワークソリューションセンター ソフト開発グループ ソフト企画チーム チームリーダー 1983年 松下電器産業株式会社入社 本社研究部門において、並列処理計算機システムの研究、ワークステーションのミドルウェアの開発などに従事。 1994年よりテレビ事業部門にてテレビの組込みソフトウェアの開発に携わる。 2002年より現部署にて映像・ディスプレイデバイス事業グループのソフトウェア開発力強化を推進している。 |
みらいCANホール |
FA2 | 7月12日(水) 14:00-15:00 |
【タイトル】 「プロセス改善のヘキ地:テスト、デバッグ」 【概要】 テスト、デバッグは、ソフトウェアプロセスの最末端、僻地にあたるのではないでしょうか。良い上流プロセスが繁栄すれば、やがて滅びゆくプロセスと考える人も沢山いますが、研修でテスト技法を教える企業はほとんどありません。誰も赴任したくない僻地です。 【講師プロフィール】ところが、実際のコストを見ると、テストに費やされるコストは全体の70%近くを占めています。しかも、使われている技法は20年以上、ほとんど変わっていません。要するに、スキル不足を工数で補っているのが実態です。 エンタープライズ系のテストは、(1) 機能や組合せなど仕様に定義されたものが正しく実装されているか、(2) 業務のシーケンスが例外も含め満たされているか、(3) デッドロックやファイル障害などシステム環境のバリエーションに耐えるか、という3つの異なるテストが必要です。(1) はプログラミングの世界ですが、(2) は業務としての評価、(3) はシステム評価の技術が必要になります。 このチュートリアルでは、テスト、デバッグをシステムレベルから概観し、課題と、対策技法について紹介します。 松尾谷 徹(まつおだにとおる) 有限会社デバッグ工学研究所 1972年 NEC入社、周辺装置の開発を経て、基本ソフトウェア開発、開発支援システム、大規模プロジェクトの生産技術と問題プロジェクト支援を担当する。社内MBAであるMPM(モダンプロマネ)アカデミー設立,CS/品質などを経て2002年NECを早期退職。 有限会社・デバッグ工学研究所を設立し、テスト・デバッグに関するコンサルテーションと教育に従事。 明治大学・兼任講師、東京理科大学・非常勤講師などを経て現在、法政大学・兼任講師 JTC1 SC7/WG9 主査、PS研究会代表、博士(システムズ・マネジメント:筑波大) |
イノベーションホール |
FA3 | 7月12日(水) 14:00-15:00 |
【タイトル】 「プロセスモデルを活用したプロセス定義の試み」 【概要】 ソフトウェア開発プロジェクトを実施する組織にとって、「ソフトウェア・プロセス」を定義し明らかにすることは、プロセスを管理し、改善させるために重要といえる。 【講師プロフィール】しかしながら、ソフトウェア・プロセスは本来複雑に関連しあうため、プロセスを定義し、関係者に対し展開していく作業は、困難を伴うことが多い。プロセスを適切に分析し、関係者の理解が容易な形で表現するためには、プロセスをモデル化し視覚的に表現することが有効な手段の一つと言える。 本稿では、プロセス・モデルの一般的な目的・用途について確認した後、「現状分析」を目的としたプロセス・モデルの作成と、「標準プロセス作成」を目的としたプロセス・モデルの作成を実施した事例を紹介する。 「現状分析」を目的とした事例では、JAXA/メーカ間のインタフェースを中心とした現状分析作業において、プロセスを視覚的に表現することで、関係者の理解およびフィードバックの獲得を促進することが出来た。 「標準プロセス作成」を目的とした事例では、現状分析で作成したモデルを基盤として、あるべき姿を示すために定義が必要な情報の検討を行いながら、モデルの展開を試みた。 さらに、プロセス・モデルの作成および活用を試みた活動を通して得られた教訓についても考察している。 静永 誠(しずながまこと) 宇宙航空研究開発機構 情報・計算工学センター 1998年より業務システムの構築やクライアント/サーバ・システムの 開発に従事。2002年より、研究所における分散計算システムの研究プロジェクトに従事する。2004年よりJAXAにてソフトウェア開発プロセス改善業務の担当となる。現在、主に搭載ソフトウェアの 開発プロセス改善に従事している。 |
会議室1 |
FA4 | 7月12日(水) 14:00-15:00 |
【タイトル】 「社内へのFP計測活動の導入および活用」 【概要】 まず最初に、昨年度から始まったFP計測活動の導入について、準備から導入に至るまでの経緯を課題および目的等を交えて紹介する。次に、今後、FP計測結果をどのように活用していくかを、方法、効果、課題等の各側面から説明する。
【FP計測活動、活動経緯および計画】
1.導入事前調査(2004/10〜2005/3) 2.導入準備(2005/4〜2005/6) 3.計測開始/計測データ収集(2005/6〜) 4.計測データ評価(2005/9) 5.計測データ活用(検討中) 昨今、プロジェクト開発における定量的管理が重要視されるようになってきたが、アルゴ21も含め、まだまだ定性的な管理に頼るプロジェクトが数多くある。
特に見積においては経験者の“感”が重要視され、見積もられた結果の妥当性を計ることが難しいことが往々にしてある。その結果、プロジェクトが失敗してしまうケースも少なからず存在している。また、インフラの進歩により、開発におけるH/W等の選択肢が増えたことから、従来より行ってきた「画面」「帳票」「機能」の積上げ方式による見積も、そのぶれ幅が大きくなっており、プロジェクト遂行への影響が無視できなくなってきている。 これらのことから、アルゴ21では「規模見積」における標準手法として「FP」を利用することとし、一昨年度後半より調査を行い、昨年度から導入を開始した。 調査時点では、過去に行われた「FP検討作業」を踏まえ、如何に開発現場への負荷をかけずに導入するか、という観点から「FP簡易法」を中心に検討を行った。また、社内におけるローカルルールの策定についても検討を行った。導入に際しては、開発部門への説明、FP計測を推進するための体制作り、FP計測法に関する研修の開催、FP計測法に関する各種ドキュメントの整備、等を行った上で計測を開始した。
論文では「導入〜計測開始」時点を中心に、そこで生じた課題や実態を説明する。また、収集された計測データを如何に活用していくか、という点については、その方法や効果、課題について述べることとする。 【講師プロフィール】磯野 聖(いそのきよし) (株)アルゴ21 業務アプリケーションの開発を十数年担当した後、2000年より、プロセス改善、品質管理を主な活動範囲とする。現在、PMOとして従事。PMP。 |
会議室2 |
FB1 | 7月12日(水) 15:10-16:10 |
【タイトル】 「コスト可視化に向けた開発規模見積の改善の取り組み〜CQS(Cost Quote System)〜」 【概要】 システムの開発規模を見積もる単位は「人月」が普通であるが、「人月」はSEのコストを測る単位であって、開発成果物の価値ではない。よって、発注者であるユーザ企業では生産性の悪いベンダに多くの金額を支払うことになってしまい、受注者であるベンダ企業では生産性向上の取り組みが売り上げを下げるリスクがある。 【講師プロフィール】このため、開発成果物の価値の可視化として、機能要求と非機能要求に分けて開発規模を測る手法をまとめた。本格的に着手して1年、ほぼ測定手順や分析手法は固まり、本部内のフローや、展開のためのツール類もまとめられた。 今回、出来るだけ取り組みの手順をわかりやすくご説明し、同じように開発規模見積の可視化に課題をお持ちの方に、少しでも役立てていただきたい。 引地 信寛(ひきちのぶひろ)
KDDI株式会社 情報システム本部 システム企画部 開発推進グループリーダー 課長 1986年 国際電信電話株式会社(現KDDI)入社 1988年 同、ソフトウェアセンターにて、電話交換機のデータベース開発や、プリペイドカードサービスの開発に従事 1996年 同、情報システム部にて、情報システムの開発に従事 2000年 Telecomet Inc.(現KDDIアメリカ)に出向。アプリケーションシステム(ERPやEDIのシステム開発と保守)ビジネス立ち上げに従事 2004年 KDDI情報システム本部に帰任、現職 |
みらいCANホール |
FB2 | 7月12日(水) 15:10-16:10 |
【タイトル】 「インスペクション(QI)技法と品質の可視化・定量化について」 【概要】 品質の可視化・定量化についてはソフトウェア工学史上多くの試みがなされているが、それらは時として主観的となりがちであり、多くは実施者/測定者の経験に基づく場合が多いこともよく知られている。 【講師プロフィール】本講演は、Data-Driven Quality Inspectionというデータ測定に基づく品質検証手法について説明し、測定事例を紹介する。 細川 宣啓(ほそかわのぶひろ) 1992年、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社以来、多数の開発プロジェクトに参画。 トラブル案件のレスキュー活動で培った経験を生かし、現在は同社品質保証組織にてQuality Inspection(QI:品質インスペクション)チームを率いて品質工学および上流フェーズ欠陥検出技術の社内外への展開を手がける。 |
イノベーションホール |
FB3-1 | 7月12日(水) 15:10-15:40 |
【タイトル】 「サービス指向の企画支援アプローチの考察」 【概要】 SOA(Service Oriented Architecture)によるアプリケーション開発論が活発な昨今、実際の適用検討が進められている状況である。その第一歩として、SOAの企画に関する共通認識を確認することは極めて重要である。しかし、どのような手順でSOAの活用を推進すればよいか、標準的な参照モデルが確立されている訳ではない。この現状を解明することが課題であると認識し、本稿でSOAをベースとしたアプリケーション開発基盤の企画を支援するための手法を提言する。その基本的な考え方は、情報システムの拡張や変更に対する基準を定義して、あるべきビジネスモデルを構築するものである。この適用によって、SOA前提の企画検討が支援される。 【講師プロフィール】北村 浩(きたむらひろし) 日本アイ・ビー・エム株式会社、ソフトウェア事業ITアーキテクト。 ACM/IEEEなどの学会で情報学の関連テーマの活動を行っている。 |
会議室1 |
FB3-2 | 7月12日(水) 15:40-16:10 |
【タイトル】 「SOAに向けた第一歩 業務の本質を見極める”要のものこと分析”によるモデリング〜サービスの見極めかた〜」 【概要】 昨今、SOAは脚光を浴びている。コンセプトとプロダクトの情報は豊富にあるが、企業システムを段階的にSOA化する方法に関する情報は少ない。SOAのコンセプトは理解したがどうしてよいかわからないのが現状であろう。SOAのイメージすら沸かず、一歩も踏み出せずに悩んでいる方も少なくないであろう。 【講師プロフィール】その悩みの一つに、サービスとはどういうものなのか、またそのサービスをどう設定するのか、今までと何が違うのか、とサービスにまつわるものは少なくない。 SOAの第一歩目を確実に踏み出せる様、最適なサービスの単位を短時間で見つけ出しSOAの土台をモデル化しそれをベースに評価していく方法を開発し実践してみた。経験と事例を踏まえSOA化へのモデリングの具体的な考え方を説明する。 森田 功(もりたいさお) 富士通株式会社 共通技術本部 SDAS推進統括部 SDAS技術部 プロジェクト課長 1987年、富士通(株)に入社。システム本部SEテクニカルセンターに所属し、標準化および共通技術整備に従事。 1990年、DOAを核とした上流工程分析技術を開発し、デーモデリング、DOA開発技術の普及/推進に従事。 2000年、EJB技術の整備。2001年よりEJB開発PJ適用で多数のEJBプロジェクトに参画。 2002年、当社のJAVA開発専業会社に出向し、多数の開発プロジェクトに従事。 2005年、富士通に復職し、以降SOA技術の整備、適用推進中。 |
会議室1 |
FB4-1 | 7月12日(水) 15:10-15:40 |
【タイトル】 「データ欠損を考慮したプロジェクトコスト超過予測」 【概要】 ソフトウェア開発プロジェクトにおいてコスト超過を発生させないことが必須であり、コストに影響を及ぼす複数のリスク項目の評価値を用いたコスト超過の予測が広く試みられている。しかし現場から収集されるリスク項目の評価結果には、様々な理由により未記録の値(欠損値)が含まれることが多い。このような多数の欠損値含むデータに対して、従来利用されている線形判別分析法を適用すると、予測の正確さ(精度)が大幅に低下することが知られている。 【講師プロフィール】そこで我々は、欠損を含むデータに対して高い精度で予測を行うことが可能な協調フィルタリング法を適用することを試みている。試行の結果、プロジェクト早期に収集される欠損値を多く含んだリスク評価項目に対しては、従来手法に比べて精度の高い予測が可能であることが確認された。 本報告では協調フィルタリングによる予測手法の概要と試行の内容についてご紹介する。 米光 哲哉(よねみつてつや) 株式会社 日立製作所 情報・通信グループ 生産技術本部 公共生産技術部 1993年 日立製作所入社 入社以来、公共システムの生産技術関連業務に従事 |
会議室2 |
FB4-2 | 7月12日(水) 15:40-16:10 |
【タイトル】 「はじめてのEVM」 【概要】 一年間に渡り、実プロジェクトでEVM(Earned Value Management)による進捗管理を試行した。本稿では、この事例を考察とともに紹介する。 【講師プロフィール】はじめに、EVMは大規模プロジェクトに向いている、難しいとして敬遠されがちだが、実際に試行したところ、案外簡単に導入することができた。敷居が高いイメージだが、目的を絞れば、実は簡単な運用方法もあるということを紹介する。 しかしながら、実際のプロジェクトでは「落し穴」に陥り、進捗管理が迷走した部分もあった。このことを以下の3点に絞って、技法としてだけではなくメンバの心理的な側面からも考察する。 ・正確な実績報告を収集する「仕組み」作り ・数値的な遅れと実態のギャップ ・計画の詳細化と変更のルール 最後に、これらの実体験を振り返って他の進捗方法と比較し、あらためてそのメリットと今後の課題を整理する。 尾崎 智晴(おざきともはる) (株)アルゴ21 1990年入社。電力会社、製造業などのシステム開発に従事したあと、1999年から主に受託開発のプロジェクトマネージャを務める。PMP、ITコーディネータ。 |
会議室2 |
SA1 | 7月13日(木) 14:00-15:00 |
【タイトル】 「プロセス改善規格としてみたISO/IEC 15504」 【概要】 通常ソフトウェア/システムプロセスのアセスメントに関する国際規格として言及されるISO/IEC 15504は、実はプロセス改善の国際規格という位置づけもあります。 【講師プロフィール】その改善の手法はいわゆるモデルベース改善に分類されますが、改善サイクルに対する知見、組織の改善文化の位置づけ、プロセス能力の目標とのギャップに関わるリスク分析手法などで考慮すべき論点を提示しています。 このチュートリアルでは、「アセスメント部分だけでなく15504全体を活用する立場からのプロセス改善」というテーマでの解説を規格内容に沿って行います。 伏見 諭(ふしみさとし) (株)情報数理研究所 ・15504関係 Part 1 Co-Editor (国際)、ITSCJ SC7/WG10委員、INSTAC SPA WG委員(JIS化)、IPA/SEC プロセス改善研究部会委員、SC7からSC7へのリエゾン委員(国際) ・セキュリティ関係CISSP-ISSAP、ISSEA 2ヶ月前まではボードメンバー、ISSA 東京支部セクレタリ ・東海大学臨時講師・JISA 技術委員会・ソフトウェアエンジニアリング部会委員 |
みらいCANホール |
SA2 | 7月13日(木) 14:00-15:00 |
【タイトル】 「SECでの企業横断的プロジェクト定量データ分析を通して」 【概要】 定量データに基づくマネジメントの進化をめざして、SECでは、プロジェクトの全体像を把握するための定量化を中心において取り組んでいる。第一歩として、主要データである、規模、工期、工数、生産性、信頼性のデータ、及び補足するプロファイル情報を定義し、実際にエンタプライズ系のプロジェクトデータの収集、分析を実施している。 【講師プロフィール】今回は「白書2006」からの特徴的な分析+αを紹介するとともに、定量データ分析部会など活用企業での知見をまとめた、メトリクス活用に重要な組織的な取組みを説明します。また、今後のプロジェクトデータの有効な活用事例としてプロジェクト予測の共同研究の状況を紹介します。 菊地奈穂美(きくちなほみ) (独)情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター 沖電気工業(株)にて,通信ソフトウェアの仕様記述言語SDL,MSCおよびペトリネット等による設計&検証などの研究,支援システムの設計開発及びプロジェクト管理他に従事。近年は,メトリクス,設計技法/ツールの評価導入と改善推進,製品及びプロセスの定量的評価と改善等に従事(通信系,組込み系,アプリケーション系を対象)。 対外的には1994年よりソフトウェア工学関連ISO規格の国内小委員会SC7/WG8とWG12,及び関連のJIS委員会で委員を勤める。2004年10月より独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)に,沖電気工業から出向中。新潟大学理学部数学科卒。米国Stanford大コンピュータ・サイエンス修士(MSCS)。2006年3月 大阪大学 博士(工学)。 |
イノベーションホール |
SA3-1 | 7月13日(木) 14:00-14:30 |
【タイトル】 「アジャイルプロセスの実践」 【概要】 アジャイルプロセスの実践、導入は難しいと言われ、実践の事例報告が少ないために絵空事のように思われています。さらに、アジャイルプロセスは、技術者のための都合の良いプロセスのように解釈がされ実際のプロジェクトや企業で利用するに値しないプロセスであると勘違いされています。2000年より弊社で実践されてきたアジャイルプロセスを利用したプロジェクトの事例を紹介し、最新のプロジェクトで実践されているアジャイルプロセスをイテレーション、チーム、プラクティス、ツール等の観点でご紹介することで、実際のプロジェクトで有益であることを示します。 【講師プロフィール】濱 勝巳(はまかつみ) 有限会社アッズーリ取締役社長。メーカー系ソフトウェア開発会社でファームウェアのプログラマを経て、フリーのエンジニアとして独立。1999年に同社を設立。オブジェクト指向、アジャイルプロセスを利用したエンタープライズアプリケーション開発を実践。現在は、経営やプロジェクトマネジメントの視点でアジャイルプロセスを見つめ、情報システムベンダのあるべき姿を追求している。アジャイルプロセス協議会副会長。 |
会議室1 |
SA3-2 | 7月13日(木) 14:30-15:00 |
【タイトル】 「アジャイルプロセス導入のハードルとツボ」 【概要】 XPを始めとするアジャイルプロセスが注目されて数年経ちますが、導入に成功し効果をみることができる現場と、導入には踏み切ったが効果が認められないため従来の方法に逆戻りする現場があるのも事実です。 【講師プロフィール】本セミナーでは、アジャイルプロセスの導入、運用継続の妨げになるハードルを指摘し、それに対するアプローチを紹介します。これから導入しようとお考えの方、導入に悩んでおられる方にとっての情報共有の場を提供いたします。 土屋 秀光(つちやひでみつ) 有限会社スピナッチパワー 代表取締役 1990年 株式会社松下ソフトリサーチ入社 2005年 有限会社スピナッチパワー設立、アジャイルプロセスを使った開発方法の研修、他業界での業務プロセスとしてのアジャイルプロセスのテーラリング、組込ソフトウェア開発などを行う。 著書に「eXtreme Programming実践レポート〜XPプロジェクトを実現した手法と軌跡〜」翔泳社がある。 |
会議室1 |
SA4-1 | 7月13日(木) 14:00-14:30 |
【タイトル】 「IT投資効果測定のフレームワーク」 【概要】 ITは企業内の日常に深く浸透し、いままでITに縁のなかった人たちも活用効果や投資判断を迫られるようになってきた。 【講師プロフィール】IT投資プロジェクトは「開発に投資することでIT機能を生みだす」「IT機能を活用することで効果を生みだす」という二つのプロセスからなり、投資効果評価はこの両者の効率性に着目すべきである。 開発効率の視点からは、FP法等を用いた機能の定量的把握、合目的機能の抽出、維持費用の評価を行う。活用効率の視点からは、企業全体の中での位置付け確認、BSC等を活用した効果の定義、NPV法等を用いた定量的評価を行う。さらに優先的に取り組むべき課題を明らかにするため、企業組織の特性との整合性について評価する。 当講演では、こうした投資評価の諸要素をフレームワークにまとめた形で提言する。 林 光信(はやしみつのぶ) 日本システム技術株式会社 1966年3月24日 兵庫県川西市生まれ、40歳。 1988年4月 日本システム技術株式会社(大阪本社)入社。以来、プログラム開発、SE、プロジェクトマネージャーなどを経験。 2002年に東京本社に転勤。現在はコンサルティング担当課長として、社内の研究活動取りまとめや新規顧客開拓、プロジェクト支援を行っている。 2000年ごろからソフトウェアの定量化に興味を持ち、日本ファンクションポイントユーザ会(JFPUG)に入会。2003年度Vision2010参事、2004〜2005年度監査役員、2006年度会計役員。 株式会社アシスト主催のソリューション研究会には1999年から参加、DOA、DWHの研究を経て、2004年からIT投資効果の研究に取り組み、現在も継続中。 経産省の高度情報処理技術者(アプリケーションエンジニア、データベーススペシャリスト)資格保有。 |
会議室2 |
SA4-2 | 7月13日(木) 14:30-15:00 |
【タイトル】 「ソフトウェア開発 計画精度向上への取り組み(米国の事例から)」 【概要】 ソフトウェア開発の見積りや開発計画を作成する際には、想定生産性などに自社の開発実績データを用いることが多い。しかしながら自社開発実績データが無い場合にはSEC(Software Engineering Center),ISBSG(International Software Benchmarking Standards Group)など社外の公開データを利用するアプローチがある。 【講師プロフィール】一方、米国では開発実績統計データを内蔵した市販ツールを活用して「開発計画の精度向上」に大きな成果を上げている企業がある。その取組みの内容や実施方法、成果が上がった要因などについて紹介する。 長野 統一(ながのむねかず)
株式会社構造計画研究所 ソフト工学センター 定量化ソリューション・マネージャ 構造計画研究所入社以来ソフトウェア開発部門に籍を置き、人工衛星軌道決定,使用済核燃料運搬容器安全性実証試験,ガラス製造会社向け製造ライン監視,エネルギー供給会社向け設備保全・設備工事,移動体通信無線系操作卓など様々なシステム開発を経験。 2003年7月からソフト工学センターにて現職。 |
会議室2 |
SB1 | 7月13日(木) 15:10-16:10 |
【タイトル】 「プロセス改善が実現する21世紀型のエクセレントカンパニー」 【概要】 今日、日本の主要産業の提供する製品、サービスはソフトウエアによって支えられています。まさにソフトウエアの開発力がその競争力の源泉になっているのです。SECが提供する、ソフトウエア開発プロセス改善エンジニアリングは、製品・サービスの高品質化と日本企業の高品質化を実現します。 【講師プロフィール】1.経営の意識 2.SECプロセス改善がエクセレントカンパニーを実現する 3.SECの考えるプロセス改善 について、お話します。 プロセス改善で日本企業の国際競争力を強化しましょう。 菊島 靖弘(きくしまやすひろ) (株)アイネス/(独)情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター 1975年早稲田大学政経学部政治学科卒業。 東京海上入社。30年にわたって、損害保険、生命保険、年金等システムの開発、および開発品質管理に携わる。 2005年7月から(株)アイネス。現在金融システム本部副本部長。 IPA/SEC開発プロセス改善部会主査、開発プロセス共有化部会副主査、東京海上日動システムズ技術顧問 |
みらいCANホール |
SB2 | 7月13日(木) 15:10-16:10 |
【タイトル】 「ITプロジェクトの見える化〜下流工程編〜」 【概要】 SECでは、昨年度から「プロジェクト見える化」をテーマとして取り組んでいる。経済産業省のタスクフォースとして見える化の専門家10名をメンバとして、約半年の議論を重ね、「見える化」の具体的な方法を解説書としてまとめた。本報告では、その成果を報告する。 【講師プロフィール】「見える化」の対象はソフトウェア開発プロジェクトのライフサイクル全般で、非常に広範囲にわたる対策が求められるが、今回は多くの問題が一気に顕在化しがちである「下流工程」に焦点を当ててITプロジェクトを診断することで見えるようにし、状況を特定し、解決する手法を提示した。下流工程を対象としたのは、この工程で多くの問題が噴出するが、対応の時間や手段が限定されている中、現場での問題解決速度を加速させるためにどのようなことをすればよいのかの期待が非常に高いことを背景としている。また、 ニーズの高さとともに、「見える化」の対象として課題や対策が非常に具体的であり、企業が「見える化」に着手する手段として導入がスムーズに進められるという点も考慮したものである。 長岡 良蔵(ながおかりょうぞう) (独)情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター 1982年 法政大学 工学部 経営工学科卒業。 日立ソフトウェアエンジニアリング(株)入社。 25年にわたって、金融(銀行・証券)システムの品質保証、公共(地方自治体、中央官公庁)関連の基幹システムの品質保証、産業(自動車関連基幹)システムの品質保証および2001年からCMMIに携る(SEPG2001、2002参加) 2001年 SEI CMMI intermediate教育終了。社内品質向上のため、改善活動を行う。 2004年10月から同社 品質保証本部 第3品質保証部部長 IPA・SECプロジェクト見える化部会主査 |
イノベーションホール |
SB3 | 7月13日(木) 15:10-16:10 |
【タイトル】 「プロジェクトに潜む品質管理プロセスの問題点〜品質保証部門における早期アクショントリガーへの取り組み事例〜」 【概要】 品質保証部門における品質管理の主要プロセスは成果物の「検査」である。 【講師プロフィール】従来から実施してきた成果物の「検査」に加え、プロジェクト実行段階で成果物を作り出すための“プロセス”の「検査」に着目した。 プロセスそのものを検査し問題点をより上流工程でキャッチアップすることで、Q・C・Dへのインパクトを早期に把握し対処することを目的に取り組んだ、品質保証部門によるプロセス品質改善の事例である。 衣川 潔(きぬがわきよし) (株)日立システムアンドサービス 品質保証部 担当部長 1987年 日立コンピュータコンサルタント(株)(現:(株)日立システムアンドサービス)入社。主に鉄道座席予約システムや都市銀行系の金融システムなど大規模プロジェクトの品質保証業務に従事。PMP、情報処理システム監査技術者。 下山 一樹(しもやまかずき) (株)日立システムアンドサービス 品質保証部 技師 1988年 日立コンピュータコンサルタント(株)(現:(株)日立システムアンドサービス)入社。品質保証グループに配属後、主に銀行系の金融システムの検査担当に従事。近年は、品質管理ソリューションサービス、品質マネジメントシステムの構築にあたってのコンサルティングを行なっている。PMP、ITIL-Foundation。 |
会議室2 |
ワークショップ/事例研究と討論
FC1 | 7月12日(水) 16:25-17:50 |
【タイトル】 「問題点を出発点としたプロセス改善活動の推進方法」 【概要】 プロセス改善活動を組織の中で推進するには、組織メンバの改善マインドを醸成し、プロセスオーナーシップを高めることが必要です。つまり、当事者意識を持ってもらうことがポイントになってきます。 【講師プロフィール】本ワークショップでは、改善マインドを醸成し、全員参加型のプロセス改善活動を実現するためのワークショップをベースにしたプロセス改善活動について、具体的な方法などの実践(演習)も交えながら、参加者の方々と“気楽でまじめな議論”を展開したいと思います。 なお、組織を構成するメンバが集まり、あるテーマに関して検討し、オープンに議論する場をワークショップとして捉えてます。 小笠原秀人(おがさわらひでと) (株)東芝 ソフトウェア技術センター 主査 1990年 株式会社東芝入社 入社以来、約10年間、ソフトウェア生産技術に関する研究・開発に従事。主な内容としては、メトリクス計測ツール、ISO9001にもとづいた開発プロセスの構築、不具合管理プロセスと信頼性推定ツール、プログラム静的解析技術、構成管理技術などの研究・開発や導入支援を、開発部門と一緒になり実施してきた。 2000年から、CMMを改善活動のロードマップとして利用したプロセス改善活動を、東芝グループ全体へ展開している。 現在、ソフトウェア技術センターにてソフトウェアプロセス改善活動やソフトウェア品質技術を社内で推進・展開するための活動(研究開発、コンサルティング)に従事。 |
会議室1 |
---|---|---|---|
FC2 | 7月12日(水) 16:25-17:50 |
【タイトル】 「「要求工学」の可能性〜ソフトウェア開発の現場より〜」 【概要】 「超上流」という言葉が注目を浴びているこの時代に、要求定義や上流工程の重要性について疑念を持つ人はいないでしょう。ところが、その工程を扱う「要求工学」については、技術的な議論に多少偏重する傾向がある為か、その重要性が唱えられつつも、具体的な現場へのソリューションの提供がなかなか実現できず、一部には要求工学の存在を否定的に見る嫌いもあります。 【講師プロフィール】現場のニーズを出発点にはじめた上流工程・要求工学の活動のご紹介を交えながら、要求工学と開発の現場との接点、要求工学の可能性について考えてみたいと思います。 荒生 知之(あらおともゆき) (株)野村総合研究所 上級システムエンジニア 1994年 慶應義塾大学卒業。同年(株)野村総合研究所入社。 2002年 カーネギーメロン大学GSIA卒業。 入社以来、流通業界向けの業務システム企画・開発に従事。 別途2003年より、上流工程・要求工学の研究調査・プロセス改善活動に従事。 IPA/SEC 「開発プロセス共有化部会」「要求・設計開発技術研究部会」委員 |
会議室2 |
FC3 | 7月12日(水) 16:25-17:50 |
【タイトル】 「ITスキル標準と人材育成」 【概要】<東芝情報システム>「業界スキル標準を活用した人材育成」 【講師プロフィール】IT企業の商品、サービスは人材そのものであり、自らスキルアップに取り組む風土を醸成し、市場の要求に則した人材の育成と提供を行うことが重要であると考えています。 この考えに基づいて、ITスキル標準(ITSS)をベースにした独自のスキル標準(TJSS)を制定し、全社員(約2,400名)のスキル診断を3年前から実施しています。 TJSSでは、ITSSをベースに、独自の職種・専門分野を追加して18職種、69専門分野として、ITサービスに直接従事する社員だけでなく、全社員を対象にしていることが大きな特徴です。 基本的な考え方は、次のとおりになります。 (1)全社員の能力を判断する共通の物差しを提供する。 (2)業界標準をベースに、透明性、納得性を持たせる。 (3)自律的に取り組める人材育成の仕組みとする。 <NECソフト>「NECソフトにおけるITSSを活用した人材育成」 弊社では、ITスキル標準(ITSS)が策定される前から、同様の視点による自社指標を設定して、スキルアップなど人材育成に関するマネージメント、及び人事制度との連携を行っていました。 そのようなとき、3年前に経済産業省のITSSが策定され、これを機会に人材育成の更なる精度向上を目指して、社長指示のもと、これまでの自社標準からITSS準拠に切り替えを行い現在に至っております。 本日は、弊社における人材戦略から教育施策など人材育成の仕組みの中での、ITSSの具体的な活用の様子、取り組み成果及び新たな課題への対応などについて発表させていただきます。 大関 勝巳(おおぜきかつみ) 東芝情報システム(株) スキルアップ推進室 室長 1976年東芝情報システム(株)入社。総務部で長年に渡って人事勤労業務に従事。 1996年からシステム部門業務部、考査室などを経て、2006年4月から現職。 福嶋 義弘(ふくしまよしひろ) NECソフト株式会社 ITトレーニングセンター センター長 昭和53年 日本電気ソフトウェア株式会社(現 NECソフト株式会社)入社。基本ソフト(コンパイラ)開発を担当。 昭和61年教育部門へ異動、それ以降教育、人材育成業務を担当。現在はITトレーニングセンター センター長。 ITSSとの関わり ITSS(経済産業省 ITスキル標準)を社内の人事制度、人材育成制度に導入。業界では先進事例として注目されている。その中心メンバーとして評価され、現在では経産省各種委員会、ITSSUGでの推進活動を行っている。 ・2005年度ITSS評価ガイド委員会委員 ・2005年度ITSS研修ガイドライン策定委員会委員 その他活動 ・2006年4月〜2008年3月 静岡大学 情報学部 客員教授委嘱 ・2006年4月〜2008年3月 産業大学院大学 教育諮問委員&客員教授委嘱 ・ITSS−UG 理事、教育研修WG/人材マネージメント交流会主査 |
会議室3 |
パネルディスカッション
SP1 | 7月13日(木) 16:30-18:00 |
【タイトル】 「プロセス改善の効果」 【概要】 「プロセス改善」を効果的にするにはどうすればよいか、何をもって「効果がある」と判断するのか、事例を含め、さまざまな立場の方をパネリストに迎え議論を行います。 【講師プロフィール】コーディネーター:伏見 諭((株)情報数理研究所) パネリスト : 牧内 勝哉(まきうちかつや) (独)情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター 副所長 片平 真史(かたひらまさし) 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 情報・計算工学センター 主任開発員 関 弘充(せきひろみつ) 富士通株式会社 マーケティング本部人材開発部 プロフェッショナル研修センター
シニア・レクチャラ 1967年 富士通(株)入社、入社以来、主に大規模プロジェクトのPMに関わる。 近年、システム部門のプロセス改善に従事し(主席部長、品質保証部長)、2003年にSI分野で日本初のCMMレベル5を達成。社長賞等を受賞。 現在、プロフェッショナル研修センターのシニア・レクチャラとして、プロの育成並びにプロセス改善コンサルに従事。特に「人間力」にこだわった活動に注力。 ○社外発表実績 ・SEPG Japan2004「「不具合を生成しない活動」における人的側面の考察」(2004) ・SEPG Japan2005「成熟度に依存しない「自立型プロセス改善活動」の可能性」(2005) ・情報システム学会「情報システム構築とプロセス改善における人的側面の考察」(2005) ○情報システム学会、日本品質管理学会、情報処理学会、Jaspic 各会員。 ○日科技連、日本テクノセンター等 社外セミナー講師。 ○出版:「ソフトウェアプロセス改善と品質保証の実際」共著(日本テクノセンター)他。 男澤 康(おとこざわこう) 日立ソフトウェアエンジニアリング(株) 品質保証本部 第3品質保証部 課長 |
みらいCANホール |
---|