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■目的を明確にする
みなさんは、何のために資格をとろうとしているのでしょうか。
難関資格をとって自信をつけたい、資格を集めるのが趣味という目的もありだとは思いますが、できれば今の仕事や転職の武器として活用したいもの。
しかし、取得すれば絶対的な効果を発揮する、というものではありません。 例え、難関な資格でも実務経験を伴わないスキルであれば、評価はされにくいものです。そこで、これまでの業務経験を振り返り、今何が必要なのか、将来何をしたいのか、資格取得の目的を明確にすることが重要です。 |
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■合格はスタートにすぎない
目指すべきキャリアの達成にとって、資格合格はスタートにすぎま
せん。合格したら、資格者コミュニティへ入会して勉強会に参加したり、実務で率先して取り組み、名実ともに自分のものにしていきましょう。さらに重要なことは、「コミュニティがある資格」です。
一定の専門性のレベルを超えた資格を持つということは、ある意味で専門家になるということです。そのときに問題になるのが、コミュニティの有無です。例えば、技術士ですと、技術士会というコミュニティがあり、そのコミュニティの中で専門家同士で、情報交換や意見交換をして、自分の専門性を磨いていくことができます。また、人的なネットワークもできてきます。もっと理想論を言えば、そのコミュニティの中で、専門家としてのモラルの維持ができます。つまり、資格を「取る」ことによって知識やスキルがアップするだけでは十分とはいえません。資格を「持つ」ことによって知識やスキルがアップできて初めて資格といえるでしょう。よく「資格は専門家へのパスポート」と言いますが、それはこういうことなのです。ここをぜひ、考えて頂きたいと思います。 |