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    車いす陸上選手 小西恵子さん

2020.10.14

パラスポーツを応援しよう!

パラスポーツショートインタビュー①
車いす陸上選手 小西恵子さん

パラスポーツショートインタビュー①<br /> 車いす陸上選手 小西恵子さん

情報サービス産業界は、"ICT"と"人"の力でパラスポーツ振興を支援し、『パラスポーツを知ろう!見よう!応援しよう!』のムーブメントを起こして広めていく活動をしていますが、コロナウイルス感染症拡大に伴い、競技会場で応援をしたり、イベントを実施したりすることができなくなりました。そこで、私たちの得意分野のネット上でできることを考えて、これまで当活動に協力いただいたアスリートにオンラインでインタビューし、その生の声を届けることにしました。
第1回は、車いす陸上の小西恵子選手にインタビューしました。

JPSSC(JISAパラスポーツ支援コミュニティ)小林賢也(東京海上日動システムズ(株))

小西恵子さん
(株)アソウ・ヒューマニーセンター 社員。シーズアスリート所属。
1978年5月20日広島県生まれ。6歳の時、自宅で遊んでいて脊髄を損傷、車いす生活になる。高校時代から車いすテニスを始め、29歳の時に車いす陸上に転向。結婚を機に神戸へ転居し、仕事と競技の両立を図るアスリートとして活躍中。 世界パラ陸上競技選手権大会3大会連続出場。世界パラ陸上競技選手権大会2017では100m200mともに8位入賞。戦績はこちら



インタビュー概要

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【左から小西さん、小林さん】

小林:昨年7月にご講演をいただいて以来ですが、その後、個人的に小西さんが出場した、関東パラ陸上大会を観戦しに行きました。あの大会以降、どのように競技を進めていましたか?

小西:関東パラ陸上大会以降は、オーストラリアで国際大会があったので参加していました。

小林:それはどのような大会ですか?

小西:公認で記録が残る大会で世界ランキングが決まります。現在、T53というクラスで100mがメインですが、世界ランキングが11位です。

小林:3月になって東京パラリンピックの最終選考で延期が発表されました。どのように受け止めましたか?

小西:誰も予想をしなかった延期なので、色々な思いを抱える人が多くいたと思います。しかし、私自身は競技力が上がっているのが実感としてあり、いい記録が出せそうと感じつつ選考大会に出場していました。なので、挑戦できる期間が増えたと、プラスに捉えています。

小林:準備期間がもう1年設けられたことになりますが、自粛期間中は練習ができていましたか?

小西:自粛期間中は、兵庫県の陸上競技場やトレーニング施設が使用できなくなりましたので、他県に移動をしてそこのチームに混じって練習をしていて、現在も同じ状態です。

小林:私たちもずっと応援してきて、東京パラリンピックまでもう1年残された訳ですが、これから先、応援する側はどのようにしていくとよいと思いますか?

小西:私自身、ネットやいろんな選手がライブ配信しているYouTubeを見て、以前より競技を身近に感じる機会でもあるという気がしています。なので、選手や競技のWebコンテンツを観ていただいて、実際会場に入れるようになったときに会場で応援していただけるようになればよいなと思っています。

小林:あと1年、私たちもいろんなところで応援していますので、是非頑張ってください。

小西:本当にいつもありがとうございます。頑張ります。

インタビューを終えて

一年ぶりにお会いし、短時間ではありましたが楽しく充実したインタビューでした。
直前でパラリンピックの延期が決まり、「モチベーションを落としているかもしれない」と勝手に心配していましたが、前向きな小西さんの言葉に逆に勇気づけられました。トップアスリートはどのような逆境もチャンスに変える力があるのだと思います。
コロナ禍でストレスを感じている人も多いと思いますが、立ち止まることなくポジティブに目標に向けて活動している小西さんが、元気を与えてくれるのではないでしょうか。

リンク
小西恵子選手ブログ「パラ陸上/恵子 Seize the Day☆
東京パラリンピック・陸上の選考方法

#JPSSC#パラスポーツ

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