2020.5.13

大学生対談企画

「はたらく」を探ってみよう! Vol.01

「はたらく」を探ってみよう! Vol.01

大学生は「はたらく」ことについてどんな価値観を持っているのでしょうか。 明治大学の鈴木さん、石塚さん、立教大学の大石さん、増井さんの大学3年生4名に就職活動の進め方や学生が考える理想的な働き方、社員同士のコミュニケーションのあり方など様々な視点で「はたらく」価値観についてざっくばらんに聞いてみました。(2020年1月16日)

就職活動の進め方について

編集部 : 今現在、就職するに当たって何か活動していることはありますか?

増井 : 身近な先輩にどのように就職活動を進めていたか聞いています。僕は部活動を行っているので、先輩にお話を聞く機会が多いです。

石塚:自分の経験を振り返って、価値観を洗い出しています。そこからやりたいことが達成できる仕事を見つけています。

鈴木:既に就職活動をしている友人に話を聞いて、就職ナビサイトで気になった企業を探しています。

大石:私は志望する業界は一つ決まっていますが、視野を広げるため、名前の知っている大手企業から調べて、他の業界も研究しています。

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学生から見たIT業界のイメージとは

編集部:皆さん色々な業界をみていると思いますが、IT業界で働くことについては、どんなイメージですか?

鈴木:第一印象は理系が活躍できる仕事のイメージです。文系出身の自分が入社して、戦力になるか不安なところが正直あります。

石塚:就職先の選択肢に全く入らないわけではないと思っていますが、少し(志望する業界とは)遠い印象があります。

鈴木:理系や情報系の学部卒ではないけど、今ではITの会社でバリバリ活躍している人の話を聞けばIT業界で働いていけるイメージがつきそうです。出来れば入社23年目の若手の社員がいいです。

大石:確かに2~3年目までの年次の方の話は聞いてみたいですね。どうしてもIT業界と聞くとパソコンに向かってプログラミングをしているイメージがあります。

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IT人材白書」では、IT人材に関する動向調査結果を把握することができます。

下表は、2016年度のIT企業に所属するIT技術者の最終学歴での専攻の割合です。IT技術者のうち、文系学部出身の割合(*)は、全体の30.6%を占めることが分かります。

(*)経済・経営学系、文学系、社会学系、法学系、その他の文系 を合わせた割合

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引用:「IT人材白書2017」(独立行政法人情報処理推進機構(IPAIT人材育成本部、2017年)

IT技術者は、プログラムのアルゴリズムやロジックを理解するための論理的思考は必須条件となりますが、システム開発はプロジェクトチームで遂行されていくため、コミュニケーション能力やプロジェクトを円滑に進めるための段取り力なども必要となってきます。パソコンに向かって作業するイメージが強いと思いますが、ミーティングを行う機会も多くあります。

また、デジタル技術の発展により、新たなビジネスモデルや顧客サービスが出てくる中で、課題を発見し価値を創造する人材がこれから必要となってくると言われています。企業が求めている人材が多様化される中で、文系、理系という枠は関係ない時代に突入されていくかもしれません。

次回、~「はたらく」を探ってみよう!~Vol.02 に続く

#IT業界#SIer#就活

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