第3回 財務税制タスクフォース

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令和3年5月10日、第3回財務税制TF(座長:酒井次郎(株)電通国際情報サービス フェロー・コーポレート統括補佐)をオンラインで開催した。出席者は4社8名。欠席者からは事前に調査票案に対するコメントを受領した。

今回は、経済産業省より依頼された、消費税のインボイス制度の準備状況に関するアンケート案の検討を議題として開催した。

令和5年10月1日より導入される消費税法の「適格請求書等保存方式」いわゆるインボイス制度による請求書を発行するためには、適格請求書発行事業者となることが必要である。本年10月1日より国税庁で登録申請の受付が開始される予定。

JISAでは昨年12月に財務省担当官を講師としてインボイス制度を解説する説明会を200名弱の参加を得て開催し、会員企業の制度対応に資する情報を提供してきたところである。

今回は、全産業ベースで同制度の対応準備状況をアンケートするとの依頼に対応したものである。情報サービス業界において現時点ではJISAにのみ依頼ということから、調査にあたっては、単に会員企業の社内対応に留まらない視点で全産業共通の質問に情報サービス取引に係る論点を追加し、今後の政策当局者の制度認知度向上施策の立案に供することとした。

検討にあたっては、取引の相手方を問わず、発注者からインボイスの発行を確実に受ける観点から、「個人事業主」との取引の有無を追加した。また、近時の働き方の見直しのなかで、副業・兼業が産業界で注目されていることを考慮し、会員企業における副業の可否についても質問項目とした。

本アンケートは、協会法人正会員を対象とし、6月14日を期限として実施しています。ご協力をお願い申し上げます。

消費税のインボイス制度の準備状況に関するアンケート

(田中)

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