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複数就業〜短時間勤務編

制度利用者のプロフィール

  • 勤続15年目(37歳)のITエンジニア
  • 複数プロジェクトを管理するプロジェクト・マネジャ−
  • ビジネスアプリケーション開発部門所属

企業の制度

  • 短時間勤務制度(1年)
  • 複数就業制度

モデル年譜

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制度利用者へのメッセージ

<通常勤務時>

  • 通常勤務時から、企業の制度内容をよく知って、制度利用のための条件などを把握しておきましょう。
  • 複数就業は、副業先と現在の企業との競合の問題がないか等、適用までに十分な審査が必要になると考えられます。できるだけ早い段階から計画をして上司や周囲のメンバーの理解を得る必要があるでしょう。
  • 本業、副業のいずれについても、中途半端になって生産性が落ちるということがないように、両方の企業とよく相談して無理のない勤務形態をとるようにしましょう。
  • 制度利用期間中の労働条件(勤務時間、賃金、評価、社会保険等)は、制度利用前にきっちりと確認しましょう。

<短時間勤務(複数就業)〜通常勤務復帰準備>

  • 双方の企業の経営戦略や開発内容の変化によって、複数就業の途中で競合問題等が発生する懸念もあります。そのような変化の兆しがある場合は、早急に上司と相談し、対応策を考えましょう。
  • 複数就業の経験は、あなたのこれからの仕事にも生きることでしょう。貴重な経験を生かし、本業の中でも、新しいやり方を提案していきましょう。
  • 周囲はあなたが複数就業制度を利用中かどうか、気がつかない、あるいは忘れている場合もあります。いつ、どこで自分が勤務しているか、周囲のメンバーが把握できるよう工夫しましょう。
  • 通常勤務復帰へのソフトランディングができるよう、担当職務の見直しについて上司と相談しましょう。

上司へのメッセージ

<通常勤務時>

  • 社外の異なる環境で従業員が業務を行うことによって、現在の企業の中では出てこないような発想がもたらされる可能性もあります。制度の意義や内容を十分に理解し、制度利用の希望者が出た時にきっちりと対応できるように準備しておきましょう。
  • 日ごろから、制度利用希望者が出ることを想定した高度なマネジメントを心がけましょう。自社の機密保持のルール等についても十分知っておく必要があります。
  • 周囲のサポート体制を築くためにも、制度利用者以外にも日ごろから制度の意義・内容を説明しておきましょう。
  • 制度利用期間中の労働条件(勤務時間、賃金、評価、社会保険等)は、制度利用前にきっちりと説明しましょう。

<短時間勤務(複数就業)〜通常勤務復帰準備>

  • 制度利用の途中で、副業先との競合等の問題が発生する場合も考えられます。その場合は、関係部門と連携しつつ、会社として迅速な判断ができるようしましょう。
  • 制度を適用しながら職場全体の生産性を維持・向上させられるように、盤石な協力・支援体制を整えましょう。
  • 職場の従業員以外で、制度利用者の副業先と関係する従業員がいる場合には、その従業員にも複数就業の利用者の存在等について情報を提供しておくようにしましょう。
  • 制度利用期間中の担当業務は、本人の状況の変化にあわせて見直すようにしましょう。
  • 通常勤務復帰に向けて、本人の希望を踏まえ、複数就業の経験を生かせるような部門への異動の可能性も検討しましょう。
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