マネジャー |
【従来の異動・配置転換】
参考資料・図表8 ●役割発揮ができなくなった人の中には、環境的に良い所にいなかった人も多いと思う。 ●新規配属先で、すぐ稼働するということはないため、プロジェクトの効率を重視すると、異動・配置転換はなかなか難しい。 ●ある年齢まではラインマネジャーとして活躍していた人が、何かの事情で活躍できなくなるケースがある。そういう人に、新しい仕事に対す るモチベーションを持ってもらうのはなかなか難しい。 【業務】 ●ホスト系の業務だけをやってきた人が新たな分野の仕事につくと、急に成長が止まってしまうケースがある。維持業務が悪いわけではなく、 慣れてしまうことが問題である。 ●ソフトウエア産業の仕事にはメンテナンスの仕事が相当ある(金融等はほとんどメンテナンスとリプレイス)。メンテナンスでずっとやってき た人達が「新しい発想で何かやりなさい」といわれても難しい。 【上司】 ●良い上司に恵まれれば部下はかなり伸びる。3年ぐらい経つと差が出る。 ●変化に対応できるかどうかは、環境というよりも、むしろ上司によるところが大きい。上司が積極的に働きかければ部下も変われるのでは ないか。 【顧客】 ●顧客と馴れ合いになると勉強もせず成長が止まり、新たなことに挑戦するのに尻込みしてしまう。刺激を与える意味で配置転換を行い、客 先を変えることも必要。 ●対顧客の関係で、ローテーションができなくて困っている。 ●変化に対応できるかどうかは環境によるところも大きい。たとえば、常駐先がオープンに変わるかどうかは大きな要因になる。 ●規模の大きい顧客なら、顧客が変化する中で、常駐者も変化していける面があるが、規模が小さい顧客だとなかなかそうはいかないだろう。 【組織】 ●特定の技術をベースに、会社として組織を作ってしまう(固定化してしまう)ことも、変化に対応できなくなる要因の一つ。 |