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要求工学実践ガイド

Rebok2014

要求工学実践ガイド

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価格(税込・送料別) JISA会員:2,464円 JISA会員外:3,080円
冊子A5判 231ページ
刊行日 2014/03/31
著者 一般社団法人情報サービス産業協会
発行元 株式会社近代科学社
ISBN 978-4-7649-0457-6

 2011年に刊行致しました「要求工学知識体系(REBOK)」の続編として,国内における要求工学の現場において開発され,実践されている方法論を,REBOKをベースに整理しました。

内容紹介

 本書は,わが国における要求工学の実践事例に基づき,現場において要求工学を実践するためのガイドとしてまとめたものである.
情報システムや組込みシステムは,それがユーザにもたらす価値によって評価される.これまで,情報システムや組込みシステムの開発では,主として,コスト,納期と欠陥の少なさから評価される品質が主として目標とされ,「いかに開発するか」が主要課題であった.しかし,情報システム,組込みシステムの普及と高度化,グローバルな製品競争の激化によって,「何を」開発するかが問われている.要求工学は,ユーザ要求を的確に捉えることによって,ビジネスと製品の競争力強化,ブランド力向上などの根本問題を解決するための技術である.要求工学は,あらゆるビジネス,製品開発の成否を握る技術といえる.
 しかし,このような要求工学を実践するためには,技術に加え,ビジネスや製品に関する知識,コミュニケーションなどのスキルなど,多様な知識とスキルが必要となるため,容易ではない.そのため,(一社)情報サービス産業協会(JISA)では,2006年度に現場への要求工学の普及推進を目的とする要求工学WGを設置して以来,要求工学の実践に取り組んできた.この活動から,要求工学を現場で実践するためのガイドとして,2011年に要求工学知識体系(REBOK)[アールイー・ボック]を策定した.
 特に,わが国では,欧米と異なりベンダが要求定義に参画し,要求工学の実践経験を体系化した要求工学方法論を提供している.この中には,REBOKの策定を契機に新たに開発された方法論もでてきた.このような方法論は要求工学を実践するガイドとして有用である.このため,本書では,国内の主要な要求工学方法論をまとめて,事例を交えて解説している.
(本書より)

目次

巻頭言
第1章 要求工学知識体系(REBOK)に基づく要求工学入門
第2章 NTTデータにおける要求開発の実践手法:TERASOLUNAとMOYA
第3章 富士通における要件定義手法:Tri-shaping
第4章 日立ソリューションズにおける要求開発手法HyThologyの開発と実践:
REBOK実践の取り組み
第5章 野村総合研究所における情報化企画方法論:SC7Mと超上流工程での実践事

第6章 ステークホルダ分析の実践
第7章 組込みプロダクト開発における要求工学の実践
索引

概要等公開資料
お問合せ先

担当者:JISA鈴木
Email:webmaster@jisa.or.jp

備考

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