「JISA Awards 2016」受賞者を決定

平成28年6月10日

 一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)は、このたび、独創性が高く、国際的に通用するシステムの創造者を表彰する「JISA Awards 2016」のWinnerを2件、下記のとおり選定しました。

1.受賞者
(1) 「JISA Awards 2016」Winner(五十音順)

○「マイナンバー収集代行サービス」NECネクサソリューションズ株式会社
 企業等の従業員等からのマイナンバー収集業務を代行するサービス。スマートフォンのアプリで関係書類を撮影し、高精度かつ高速に画像照合できる画像認識技術で必要な番号等を自動抽出することで、より簡単でセキュアに収集するクラウドサービスとして提供。

○「FUJITSU Sustainability Solution Eco Track」富士通エフ・アイ・ピー株式会社
 海外・関係会社を含む企業グループ全体の環境・CSRに関する情報を効率的に収集し、管理を行うSaaSサービス。温室効果ガス(GHG)の排出量集計、環境効率評価などグローバル企業の環境経営を支援する機能を提供し、短期間・低価格で導入が可能。

(2) 「JISA Awards 2016」Finalist(五十音順)

○「アドバイザープラットフォーム」株式会社野村総合研究所
 主に証券会社や信託銀行等の個人向けに金融サービスを展開する営業担当者へ提供するシステムソリューション。「顧客志向の統合フロント・オフィス・ソリューション」をコンセプトにブローカー業務と資産管理型コンサルティング営業の双方を支援するシステム。

○「Text Navigator® Wish(テキスト ナビゲーター ウィッシュ)」
                       富士通エフ・アイ・ピー・システムズ株式会社
 業務アプリケーションの基本構造を損なうこと無く、付加価値の高い検索機能を提供することを目的としたミドルウェア型の汎用検索エンジン。三層構造アーキテクチャにおけるデータ層からRDBMSの担うデータストア機能と分離する形で検索機能を独立させた。


2.「JISA Awards」の趣旨

  JISAは、構造改革とITイノベーションにより、知識集約型社会を実現し、我が国の国際競争力向上に貢献することにより、業界地位を向上させ、業界ブランドを確立することを目指しております。

 そのためには、情報サービス企業が切磋琢磨し、独創的かつ国際的に通用する質の高い技術・ノウハウ・製品・ITサービスの創造に鋭意取り組んでいくことが重要になります。

 また、情報サービス企業が経営高度化を図り、マネジメントシステム及び諸制度を改革し、グローバルにその先進性を示すことにより、名実ともに魅力ある産業としての基盤を築いていくことも必要となります。

 このような認識のもと、JISAは広報部会を中心に、上記のような取組を奨励・促進するとともに、その成果を業界内外に示すことにより、情報サービス産業の存在感と重要性を広く社会に情報発信していくための方策の検討を行った結果、平成23年度に表彰制度「JISA Awards」を創設。今回は5回目となる「JISA Awards 2016」を実施しました。

3.選定方法

 平成27年12月よりJISA会員企業(子会社及び団体会員傘下企業を含む。)を対象に公募を行いました。応募のあった10件について、選考委員会(委員長:坂村 健氏(東京大学大学院情報学環 教授))において一次選考を行い4件をFinalistとして選出、さらにこれらFinalistの中から2件のWinnerを決定しました。

※選考委員会の構成は、以下のとおりです(五十音順)。
委員長 坂村  健 東京大学大学院情報学環 教授
委 員 青山 幹雄 南山大学理工学部 ソフトウェア工学科 教授
 〃  川浦 立志 独立行政法人 情報処理推進機構 理事
 〃  土井美和子 国立研究開発法人情報通信研究機構 監事
 〃  夏野  剛 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授

4.授賞式・記念講演会

 6月10日のJISA定時総会において授賞式を行います。また、後日 Winnerによる受賞講演等からなる記念講演会を開催します。

  問い合わせ先:(一社)情報サービス産業協会 広報サービス部 press@jisa.or.jp

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