クラウドコンピューティングが注目を集めています。クラウドコンピューティングをうまく活用すると、従来より少ない負担でITを利用したり、ITをより高度に活用することができ、またグローバルサービスを活用できるなどのメリットを享受できます。しかし導入にあたっては様々なリスクを考え、躊躇する企業も少なくありません。
ここでは、導入のリスクをより小さくするために活用できるガイドラインを紹介します。
現状・背景
クラウドコンピューティングは、自社でサーバやソフトウェアを所有する必要がなく、また、データ量や時間等、利用分のみに費用を支払うことから、規模の大きくない企業でも、低コストでのITの活用が可能となる方法として期待されている。また国境を越えたグローバルサービスを提供するクラウドサービス事業者も多くなり、企業に明らかなメリットを提供するサービスが増えている。しかし導入にあたって、正しく使えないためにデメリットが増えたり、あるいは企業のリスクマネジメントポリシーにそぐわない事業者やサービスを選んでしまうリスクもある。ここでは、クラウドを正しく安全に利用されることを目的とした、サービス利用側の大企業や中小企業が活用できるガイドラインや、サービス提供側のクラウド事業者が開示すべき情報のガイドラインを紹介する。
対象ガイドライン
(2016年10月)