「スマートコミュニティ関連」に役立つガイドライン

「スマートコミュニティ」とは、「太陽光や風力など再生可能エネルギーを最大限活用する一方で、エネルギーの消費を最小限に抑えていくため、家庭やビル・交通システムをITネットワークでつなげ、地域でエネルギーを有効活用する次世代の社会システム」と経済産業省によって定義されています。
本節では、こうした次世代の社会システム実現に向けて動き出した「スマートコミュニティ」に関連するガイドラインを紹介します。

現状・背景

世界的な人口増加と都市化の進展により、交通渋滞や電力不足、交通量増加、大気汚染、土壌劣化、水質汚濁などの公害が新興国を中心に環境問題化している。これら社会問題の具体的な解決策として、IT や先端技術の活用により限られたリソースを効率的に活用し、持続可能な都市を構築するための「スマートシティ」「スマートコミュニティ」の取り組みが注目を集めている。また、エネルギー、交通、治安、教育、医療、行政といった様々な都市インフラが支える日常生活の利便性向上にIT や先端技術を活用し、 21 世紀の街づくりに適用させようとする潮流も登場している。本節では、2010年1月に経済産業省が国際標準化を戦略的に推進する、戦略重点分野として特定した「スマートグリッド」を中心に、現在公開されているガイドラインを紹介する。

対象ガイドライン

書籍名 発行元 発行年月
次世代エネルギーシステムに係る国際標準化に向けて 経済産業省 2010年1月発行
スマートグリッドの相互運用性指針「IEEE 2030」 IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineer:米国電気電子技術者協会) 2011年9月発行
NIST Framework and Roadmap for Smart Grid Interoperability Standards, Release 2.0 National Institute of Standards and Technology(米国立標準技術研究所) 2012年2月発行
JSCA国際標準化WGスマートハウス標準化検討会とりまとめの公表 経済産業省 商務情報政策局/資源エネルギー庁 平成24年2月公表
HEMS-スマートメーター(Bルート)運用ガイドライン[第1.0版] JSCAスマートハウス・ビル標準・事業促進検討会 平成25年5月発行

(2014年9月)

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