組込みソフトウェアとは、機械に組み込まれ機能を実現するソフトウェアを指します。昨今、開発規模が急拡大する中で、各社はソフトウェアの不具合や開発遅延の回避に全力を注いでいる中、製品ジャンルをまたいだ標準化や共用への取り組みも行われています。本節では、組込み開発を行う際に参考となるガイドラインを紹介します。
現状・背景
ソフトウェアは様々なシステム・機器に組込まれ、ソフトウェアの信頼性は、社会基盤の安定性を左右する存在となっている。このような組込みソフトウェアは、我々が日常利用する携帯電話の場合、その動作やサービスを実現するためにソフトウェアの行数は5百万行とも言われており、100人近いチームによって開発が進められている。また一方で、製品の短寿命化に伴い納期や品質、コスト面で厳しい競争に直面している。
対象ガイドライン
(2016年10月)