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スマートフォンの出荷台数は、2015年に全世界では15億台を超す勢いであり、同年の日本での契約数は7,300万台以上となっている。スマートフォンなどの市場では、安価なプロダクトでも莫大な販売台数が見込めるため、スマートフォン市場に向けたソフトウェア開発を新たなビジネス分野と考える企業が多い。またスマートフォンやタブレットを有力なビジネス・ツールと捉え、これらを組み込んだ新たなビジネスシステムを計画している企業も数多い。 スマートフォンなどで稼働するアプリケーションの開発に関するガイドラインは、スマートフォン向けOSを提供するベンダが、詳しい技術ガイドラインを公開している。しかし、スマートフォンなどのビジネスでの活用については、様々なセキュリティ上の課題により、関心はあっても導入に踏み切れない企業が多々あることも現実である。 これらビジネス分野での活用にあたっては、OS提供ベンダの技術ガイドラインのみならず、セキュアなアプリケーション開発のための各種ガイドラインが公開されている。また、企業でスマートフォンを活用するシステムを利用するために、どのようなネットワークセキュリティ対策が必要か、デバイスの管理をどう行うべきかなど運用管理面のガイドラインも発行されている。
(2016年8月)
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