S2b 事例研究

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講演テーマ

高品質を重視したNECアジャイル
~ソフトウェア品質会計のエッセンスをアジャイル開発に適用~

発表者

日本電気株式会社
小崎 光義

概要

変化に強く俊敏なソフトウェア開発の実現のためアジャイル開発に対してNECでは依然より注目していた。しかしながらその取り組みは、社内の一部組織におけるものに限定されており、本格的な取り組みにはなっていなかった。

その主な理由として、アジャイル開発では弊社が長年にわたり培ってきたソフトウェア品質会計(品質会計)のように、十分な品質を確保するための手法が確立されていない点が挙げられる。

品質会計とは品質が作りこまれたことを確かな根拠をもって客観的に説明可能にするソフトウェア品質管理手法である。NECではアジャイル開発の持つ俊敏性を生かしながら品質状況を客観的に確認できるようにするために、品質会計のエッセンスをアジャイル開発で実現するための手法を構築した。
本手法を実際のプロジェクトへ適用した結果、アジャイル開発の長所である俊敏性や柔軟性を確保しつつ、確かな根拠をもって品質状況を説明できることを確認した。

本発表では、アジャイル開発で品質を説明するために確立した手法と、実際のプロジェクトにて実証した結果を報告する。

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