S5a チュートリアル

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野中

講演タイトル

いまさら聞けない統計分析の基礎
~データをグラフと数値で表現する方法~

講師

東洋大学
准教授

野中 誠

概要

標準偏差や相関係数などの意味を正しく説明できるでしょうか? 散布図を見ずに相関係数だけを見て判断していませんか? 散布図を見ても「よくわからない」と思って諦めていませんか? 相関の有無の判断がデータの数によって異なることをご存じでしょうか? 必要以上のコストをかけて多くのデータを集めようとしていませんか?

このチュートリアルでは、聴講者がこれらの問いに自信を持って答えられ、自分でデータを分析して知見を得られるようになることを目標に、数学や統計学に自信のない方でも理解できるよう平易に解説します。説明する主な内容は次の通りです。平均値と中央値、標準偏差、箱ひげ図、散布図、相関係数、無相関の検定、サンプルサイズの決め方。また、EXCELや、統計解析フリーソフトウェアRを使って、データを分析する具体的な手順も説明します。加えて、様々な統計解析手法をどのように選択すればよいのかについて、その枠組みを説明します。

基本的な内容を中心に説明しますので、統計分析の基本を再確認したい方にご参加いただければ幸いです。

プロフィール

経営システム工学を背景に、ソフトウェア工学(特にソフトウェア品質マネジメントとメトリクス)および経営情報に関する研究・教育に従事。情報サービス産業協会SPES企画WGエキスパート、日本科学技術連盟SQiPソフトウェア品質委員会委員長、IPA/SEC 定量データ分析WG委員(『ソフトウェア開発データ白書2012-2013』)、日本SPIコンソーシアム外部理事、組込みシステム技術協会実装品質強化委員会委員、国立情報学研究所特任准教授(トップエスイー講座、メトリクス講義担当)、情報処理学会ソフトウェア工学研究会運営委員など、各種の学外活動に参加。主な著書(共著)に『データ指向のソフトウェア品質マネジメント』日科技連出版社(2012)。主な訳書(共訳)に『演習で学ぶソフトウェアメトリクスの基礎』日経BP社(2009)。2000年早稲田大学大学院理工学研究科経営システム工学専門分野博士後期課程単位取得退学。同大学助手等を経て、2003年より現職。

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