第1回 政策委員会 財務税制部会

 平成25年7月1日、政策委員会財務税制部会 (部会長:喜多昭男、ITホールディングス(株)管理本部副本部長)の第1回会合が、JISA会議室において14名の出席により開催された。今回は、次の3点を議題として開催した。

 1.平成25年度政策委員会財務税制部会企画書案の検討

 2.消費税の改正に伴う適用税率を巡る取引上の混乱への対応について

 3.IFRSリース基準公開草案に対する意見提出について

 

 上記1については、平成25年度協会事業計画に基づくものであり、原案どおり了承された。

 上記2は、改正消費税法の附則において、消費税率の引上げに当たっては、経済状況を好転させることを条件として実施すると措置されたことから、時の経過と共に収益を認識する役務提供サービスで、改正消費税法の施行期日(来年4月1日)以降の消費税額分を請求代金と共に前受けする取引(例えば、ソフトウェアの保守サービス)において、請求すべき消費税率の取扱[現行法に基づき5%で請求、あるいは引き上げ後の税率8%で請求のいずれとすべきか]で混乱が生じている。これについてJISAとして考え方を示すかどうかを検討した。この結果、注意喚起を目的とした文書を公表する方向で進めることとなった。

 上記3は、5月にIASBが公表したリース基準公開草案についてクラウド上でのサービス化の視点から意見提出を検討した見送ることとなった。

(田中)

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