第1回 個人情報保護タスクフォース

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 平成29年8月3日(木)15時から、第1回個人情報保護タスクフォース(座長:土屋茂樹 (株)NTTデータ システム技術本部 セキュリティ技術部部長)がJISA会議室で開催された。出席者は事務局含め15名。
 
 当日の議事は、座長挨拶、各委員からの自己紹介、本タスクフォースのゴールイメージの共有、次回以降のスケジュールについて、であった。

 土屋座長からは、5月30日に施行された「改正個人情報保護法」を受け、グローバル化に向けてコンプライアンスを守ること、すなわち適切な情報管理は日本の成長に繋がり、さらに個人情報保護に対するニーズや事故事例などを共有することで、会員ビジネスの推進に資する活動にできると良いと挨拶があった。
 
 各自の自己紹介に続いて、本タスクフォースのゴールについて、意見交換を行った。座長会社から、JISA会員のボリュームゾーンである中堅中小企業に有効な、次の4つの活動案が示された。

  1. 法令の隙間、実務上の疑問解消
  2. ベストプラクティスの提供
  3. 情報サービス産業向けのガイド
  4. 特定の役割向けの情報提供
  5. 匿名加工事業向けの情報提供

 議論の結果、JISAがすでに発行している標準契約をベースに、委員各社の契約書との差分を抽出しながら、運用上現場からの問合せや疑問を収集し((1)に該当)、(2)(3)の作成を目指すのはどうかとの結論となった。なお(5)は競争領域として残した方がよいこと、また本案には記載されていないが「プライバシー」に踏み込むには、本タスクフォースのスコープが広がりすぎることから取り組まない。

 次回は9月14日(木)を予定している。

(鈴木)

 
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