平成28年2月25日、平成27年度第4回知財・法務委員会(委員長：西崎宏 JFEシステムズ(株) 代表取締役社長)がJISA会議室において開催された。会議は、委員等17名の参加を得て行われた。
1．JISA「情報サービス産業における適正な業務委託契約運用のためのガイドライン」改定案の検討
平成28年1月12日の理事会で改定案の報告を行い、理事会社から意見募集を行った結果、寄せられた2件の意見とその反映について検討した。
また、上記理事会後に厚生労働省職業安定局需給調整事業課にガイドライン改定案の内容を確認した旨、事務局が報告した。
同ガイドラインは3月29日に開催される理事会の決議を経て決定する予定である。
2．画像意匠Q&A案について
本委員会では、本年4月1日からの改訂意匠審査基準の適用を見据え、実務対応に資する情報提供の一環として、ベンダの知財・法務担当者が社員から「画像意匠に関して頻繁に受けると思われる質問」と回答例を「JISA画像意匠FAQ集」として作成している。当日は、この原案について検討を行った。
今後は、特許庁意匠課との意見交換を行った上で、本年3月中を目途としてJISA会員に情報を提供する予定である。
3．JISA個人情報保護モデル契約の見直しについて
個人情報保護法・マイナンバー法の改正を踏まえ、JISA個人情報保護モデル契約の改訂を行う必要があることを共有した。具体的な検討作業は平成28年度から進める予定である。
【参考】
「改正個人情報保護法の概要と中小企業の実務への影響」(経済産業省 説明会資料)
4．JISAブックレッツ『SEのための特許入門』(改訂第4版)の見直しについて
平成27年改正特許法(平成28年4月1日施行)等最新情報を踏まえ、JISAブックレッツ『SEのための特許入門』の見直しを行い、修正点は基本的に正誤表で対応する方向性を確認した。
(茂木)