第4回 ビジネス変革委員会

 2月9日(火)、JISA会議室において、第4回ビジネス変革委員会(島田俊夫副会長、(株)CAC Holdings取締役会長)が開催された。参加者20名。当日は、今年度事業の総括と来年度事業計画案について報告された。委員長からは「来年度は新たな技術に基づくサービスや事業形態転換への道筋を示す」ことに重点を置きたいと意見表明があった。具体的な事業結果として、IoTワークショップの参加者アンケートが報告され、非常に好評だったこと、来年度4月からも第2期ワークショップを開催することが報告され了承された。またドイツ視察計画案が提示され、原案の方向にて参加者公募を実施することが了承された。12月の日本リモートセンシング学会との交流の結果も報告され、再度有志により、ビジネス利用に関する意見交換会を実施する予定であることが報告された。

 その後、ベッコフ・オートメーション川野社長による「ドイツIndustry 4.0の取組と注目すべきポイント」について発表が行われた。
  • ベッコフは、生産ラインのPC制御システムを提供している企業でIndustrie 4.0に参画している。ドイツは中堅企業(ベッコフも含まれる)が多く、輸出を支援したい
  • industrie 4.0の目的として次の3つを紹介
  • スマート工場の「協調領域」を標準化して国内展開することで輸出品の付加価値を向上したい
  • スマート工場の機能をインテリジェントな装置に実装して生産財として輸出、製造業の競争力維持につなげたい
  • カスタマイズ品を量産品の納期と価格で提供する「マスカスタマイゼーション」を実現して新市場を創出したい

このほか米で進んでいるIndustrial Internet Consortium (IIC)の同行についても紹介された。

(大原)

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