第1回 標準化委員会

 標準化委員会(委員長、伏見諭(東海大学))が9月1日、JISA会議室にて開催された。11名の委員が参加した。

 JISAが新体制になってはじめての標準化委員会であり、参加者の関心のあるテーマなど自己紹介があった。

 次に、ソフトウェア工学分野全般及びソフトウェアプロセス関連規格、情報セキュリティマネジメント(ISMS)規格、ポートフォリオマネジメント規格について、国際規格策定に参画している委員からそれぞれ報告があった。
ISMSの要求事項及び管理基準の国際規格が2013年に改訂され、昨年JISとして発行された。これはISMS適合性評価制度の審査基準であり、従来の審査基準での審査は今月(平成27年9月)で終了し、来月からの審査は全て新基準に切り替わることになっていることが改めて報告された。

 更に、日本提案のクラウドコンピューティングのセキュリティ規格が来月(平成27年10月)にも国際規格化される予定になっていて、ISMS認証にクラウドセキュリティを付加した認証制度が平成28年1月以降に実施される見込みであることが示された。

 今年度の活動について主として、(1)規格動向等の情報把握と会員への提供、規格への業界意見の反映、(2)JISA標準化WEBの保守・管理、(3)IoT関連の規格調査をすることとし、委員はそれぞれ関心の高いテーマを選び、調査を担当することになった。

 またデータセンターの保守・運用あるいはDEVOPSについても、調査対象として引き続き注視することとし、調査や検討の進み具合をみながら会員向け情報提供セミナーの開催などを企画することになった。次回開催は11月25日の予定。

(尾股)

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