第5回 市場創造チャレンジ委員会

 平成27年4月23日、第5回市場創造チャレンジ委員会(委員長:島田俊夫、(株)CAC Holdings 取締役会長)が、JISA会議室において20名の出席により開催された。今回の議題は次のとおり。

1.合同委員会報告
2.IoT連携プラットフォームに関する検討(続)
3.部会・プロジェクト活動成果報告

 まず、島田委員長より3月4日に開催された合同委員会において当委員会の活動状況を紹介した旨の報告があった。

 続いて、島田委員長より、前回提示した仮説実証の場としての「IoT連携プラットフォーム」に関する検討案が改めて示された。検討案では、JISAにおける「IoT連携プラットフォーム」構築の観点から、「初めの一歩」となる取組について起点別のアプローチとして次の3点が例示されたので紹介する。

 a. 勉強会
  JISA企業の若手を対象とした勉強会。IoT関連のベンチャー企業関係者を外部講師を招いてIoTの実態についての見識を深め、プロトタイプ製品の開発を目指す。

 b. ニーズドリブン
  JISA会員企業の若手を対象とした勉強会。外部の識者を招いて、社会課題とITの応用可能性についての見識を深め、テーマを採択して実証実験の実施を目指す。

 c. アイデアドリブン
  JISAにおいてIoTアイデアコンテストを企画開催。参加者を公募し、コンテストを実施する。参加には優勝案件を実現するプロジェクトを組織するコミットメントを要件とする。優勝したアイデアの実現に向けたプロジェクトを組成し、プロトタイプの開発を目指す。

 当委員会における「IoT連携プラットフォーム」については、上記を参考に「SEのための『モノ』勉強会(仮称)」の実施に向けた申し合わせを行って本年度の検討を終了した。

 このほか、ワークスタイル変革プロジェクトでは、報告書案を提出し了承を得た。また、新興国プロジェクトでは前回までの活動報告を行ったほか、平成27年度新興国事業に関する考え方が示された。イノベーション人材部会では、iCD(iコンピテンシ・ディクショナリ)の会員企業での活用方法及びiCDについて今後重要となる役割について紹介があった。

(田中)

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