第2回 技術強化委員会

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平成26年2月24日、第2回技術強化委員会(委員長:國井秀子 (株) Pro-SPIRE)がJISA会議室で開催された。参加者は20名。当日は合同委員会の進め方の検討と、委員会傘下の部会及びWGの活動報告を行った。

(1) 合同委員会の進め方
本委員会の活動報告は、各部会、WGの活動目的と今年度の成果物報告を中心に説明する。グループディスカッションでは「技術獲得のために情報サービス産業が取り組む施策」をテーマに、各種統計を用いて、当産業の研究体制の脆弱さを指摘し、産学官が連携したイノベーションエコシステム構築の必要性を検討してはどうか提案した。参加メンバーはJISA理事であること、本委員会からは大学教員の部会長も参加するので、一歩先を見据えた議論が展開できるように運営する。

(2) 傘下部会の報告

(a) 技術企画部会
情報技術マップWGは「技術成熟度調査」結果の分析状況を報告。クラウドやビッグデータに関連する技術への着手意向が高まっている。
クラウド技術調査WGは、2月4日開催「SOFTWARE JAPAN 2014」の発表報告、開発プロセスレポート制作進捗状況、及びクラウド事業者選定のためのSLA評価指標調査実施結果を報告した。

(b) ソフトウェアエンジニアリング部会
ビッグデータビジネスの調査を踏まえ、JISA会員に広く訴求する活動として、統計学及び解析ツールの知識を用いたデータ分析モデルを学ぶ研修講座の創設を検討している。
SPES2014経験報告・実践事例募集の開始報告と、基調講演者、招待講演者の調整状況を報告した。

(c) 要求工学推進部会
「要求工学実践ガイド」が3月末発刊される(店頭に並ぶのは4月中旬以降)。この内容に基づき、5月末「要求工学シンポジウム」開催を計画中。
要求工学の定着に向けて「実践で学ぶ要求開発と要求管理」研修が開催されること、傘下WGで要求開発の事例発表を実施していることを報告した。

(d) 情報セキュリティ部会
これまでの活動をレポートに取りまとめ中。レポートには(i)情報セキュリティ訓練、(ii)クラウドのセキュリティ対策、(iii)情報セキュリティの国際規格動向、が記載される。本レポートはJISA会員にのみ公開。

(e) 標準化部会
リエゾン活動報告、「健全性評価指標活用ガイド」、「VSE活用ガイド(仮称)」「ITビジネス標準化に役立つ情報をまとめて紹介する本 改訂版」の制作状況報告した。
また本部会の成果は標準化ウェブサイト https://www.jisa.or.jp//tabid/1042/Default.aspx に公開しているが、「ITビジネス標準化に役立つ情報をまとめて紹介する本」の活用イメージを除くすべての記事を本ウェブに掲載した。活用いただきたい。

次回は5月以降に開催する予定である。

(鈴木)

 

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