第7回 技術委員会 標準化部会VSE標準普及WG

 標準化部会VSE標準普及WG(座長:伏見諭、東海大学)が3月19日、協会会議室において開催された。出席者は委員6名。

 はじめに伏見部会長からVSE国際規格(ISO/IEC29110)のJIS化の状況について、JISCの専門小委員会からエディトリアルな修正要求があり、当初予定より若干遅れて、まもなくJISとして発行されることが報告された。

 本WGは昨年度VSE国際規格のJIS化の原案を作成し、今年度は当規格の解説本を作成している。これまで6回の検討を重ね、ソフトウェア開発の実装及びマネジメントに関するプロセス解説本の原案を固めつつある。より分かりやすくするため、前回のWGの検討で、図表を差し替えることになった。今回は図表と解説との整合性をはかることや、修正箇所などについて検討した。

 また、規格利用者の利便性を考えて、テンプレートを用意することにしている。これについては、当WGメンバーが既に産総研や慶応大学VSEセンターにおいて作成したものを活用することや足りないものについては新たに作成することを検討することになった。

 本解説書ではVSE独自のコンセプトや本規格を活用する場合の前提条件など、いくつかのトピックスについて、囲み記事的な扱いで取り上げることにしている。今回は、それらのテーマと素案の執筆担当者についても決めた。

 また、7つの活用場面を載せる予定で、実証実験の例、小規模・短納期プロジェクト活用事例など5つの場面での素案を検討した。

 次回は、VSE規格とはそもそも何かを解説する第1章、ビジネスでの規格活用の効用を述べる第2章、及びトピックスについて検討する。

 次回は4月23日(火)の予定。

(尾股)

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