第1回 広報・人材委員会

 平成24年5月21日、第1回広報・人材委員会(委員長:神山茂 (株)ジャステック会長)がJISA会議室で委員5名及び事務局7名の計12名により開催された。

 本委員会は、社会及び業界内への情報発信、業界が取り組まなければならない諸問題を四つのシフトの視点から解決する高度人材の発掘・育成、情報サービス産業の地位向上、業界ブランド確立等に向けた活動を行っていく。

 冒頭、神山委員長より「本委員会は新年度にあたり挑戦的テーマを設定している。業界及び日本社会が抱える課題を解決するには創造的で実現可能な改革を具体的に実践できる人材が必要であり、そのための環境創りに取り組む。」と挨拶があった。これを受け、委員からは「強いSE」「強い人材」が必要だとの意見もあった。

 議事では、前年度活動として、人材部会より「創造的改革を推進する人材と発掘・確保に関する提言」及び「ダイバーシティ推進とポジティブアクション『見える化』ツール」について、広報部会より「JISA Awards 2012実施結果」、「小中高校向け情報教育ポータルサイト(案)」、「教員企業研修の受入」について、白書編集部会より「白書アンケート結果の中間報告」についてそれぞれ報告があり、意見交換が行われた。

 特に創造的改革を推進する人材については、ハイブリッド型人材を「マネジメントと技術に立脚し(どちらか一方、又は両方)、個社・業界の改革を実現できる人材」と定義し、それを生み出すには人材発掘プロセスと挑戦テーマの発見が必要であるとし、以下の3つの提言をまとめた。

提言1:人材発掘プロセス(発掘と評価)は各社で整備する必要がある

提言2:発掘した人材に対し各社および業界として「挑戦テーマの継承」が必要。例えば、課題解決型プロジェクトにより、業界を動かし、行政を動かし、顧客を動かし、世界を変えることの実践を各社及びJISAで実行しよう。

提言3:ハイブリッド型人材を発見し、確保するためには、先ずは教育界、産業界、行政等における改革推進リーダーの出現が必要。

また、平成24年度の活動計画における人材のテーマは、従来のダイバーシティ等に加え、「改革人材の発掘・確保に関する検討(改革の定義と評価の基準及びプロセス等)」、「JISA版ビジネススクール(課題解決実践プロジェクト)の仕組み作り」、「大学講師ネットワークの構築」、「JISA-ユーザ企業等との相互インターンシップ制度の創設」に挑戦することとなった。

(手計)

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