平成25年1月23日、クラウド関連技術を調査する、クラウド技術調査WGが開催された。当日は日本アイ・ビー・エムから講師をお招きし、DevOpsをキーワードにご講演を頂戴した。また「クラウドを活用した開発プロセスの調査」チームの活動内容を検討した。日本アイ・ビー・エム株式会社 スマーター・クラウド事業部 理事クラウドマイスター 紫関 昭光氏より「サービス事業を変えるクラウド(PaaS)とDevOps」と題して講演があった。
DevOpsはDevelopment and Operationという開発と保守運用とを一体にシステム構築する考え方である。講演ではDevOpsが誕生した背景が「リーンスタートアップ」という経営手法にあり、事業のスピードと同等の速度で情報システムが開発されることを狙ったものであると説明された。米国でもDevOpsサイクルが完全に回っている企業はあまり多くないが、企業の成長のためには、クラウドやDevOpsを活用することは当然のこととして認知されているとのことだった。
「クラウドを活用した開発プロセスの調査」チームでは、SI事業者向けに、クラウドを取り巻く動向を正しく理解するため、今なぜクラウドやアジャイルが注目されているのかなどを検討し、レポートに取りまとめる。
(鈴木)