国際委員会全体会

 平成24年3月6日(火)、日東紡ビル4階会議室で、国際委員会(委員長:五十嵐隆(株)富士通FIP 会長)全体会が開催された。出席者は国際委員会メンバーの各理事、グローバルビジネス部会、日中部会、国際公共政策部会の各部会委員で計65名が参加した。

 冒頭、五十嵐委員長より「国際委員会関係のメンバーが中心となって協力し合い、この産業のグローバル化を進めていこう」と挨拶があった。

 次に、西島昭佳((株)NTTデータ)グローバルビジネス部会長、伊藤整一((株)網屋)WG1座長、大須賀正之((株)CAC)WG2座長より23年度活動の概要と、アウトプットに関する報告が行われた。更に、岩橋誠((株)JFEシステムズ)日中部会長、篠原健(追手門大学)国際公共政策部会長からも活動結果の報告があった。また、事務局より来年度に残された事項について報告を行い、引き続いての協力を各委員にお願いした。

 続いて、国際委員会メンバーの鹿島亨委員((株)SRA)より、米国滞在20年の経験に基づくグローバルビジネスを進める上での心構えについて講演が行われた。「日本人が限りなくアメリカ人に近付く必要がある。自信を持つことが必要。謝らないアメリカ人と何を考えているかわからない日本人という特徴を考えてみると、日本人が日本人社会に閉じこもっていてはダメだ。郷に入りては郷に従うべきで、日本の価値尺度を振り回すのは危険だ。」

 最後に、同じく国際委員会メンバーの村瀬治男委員(キヤノンマーケティングジャパン)より、全体の講評として「全体として、活動の成果がよくまとまっている。ITサービスビジネスのグローバル化への取り組みについては大手も中堅・中小も変わりない状況であると思う。もう一歩進めていこうとすると、それぞれのグロ-バル化のとらえ方が一様でないことが表面化してくるので、方向性についてもう一段掘り下げた議論が必要となる」との助言があった。なお、23年殿国際委員会のアウトプットとして次の3点を予定している。

・グローバル化支援ポータルサイト(グローバル部会WG1:3月末スタート予定)
・グローバルビジネスハンドブック(グローバル部会WG2: 3月末完成予定)
・海外ITアウトソーシングの進め方とポイント(日中部会:3月末完成予定)
会議終了後は懇親会が開催され、他の部会メンバーとの交流・意見交換が行われた。

(山本)

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