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経営者や経営・人事担当の方へ【導入・改善のステップ】

雇用管理に関して、多くの情報サービス企業が様々な課題を抱えています。下図は、雇用管理の分野別に、課題が「あてはまる」と回答した場合を1点、「あてはまらない」を4点とした場合のポイントを示したものです。特に新卒採用や中途採用等を項目として含む「人材の確保・定着」分野、高度スペシャリストやプロジェクトマネジャーの育成を含む「人材の育成」分野、メンタルヘルス問題を含む「業務効率」分野で、雇用管理の現状評価が低く(課題のある企業が多く)なっています(JISA調べ※)。

> ※JISA((社)情報サービス産業協会)が会員企業を対象として2006年1月に実施した「雇用管理や社員の働き方に関するアンケート調査」。回答企業は118社。

注:「総合平均」とは、は全分野のポイントの平均。

ただし、下図のような多様な働き方が「現在あり、利用者もいる(いた)」企業について、制度運用の状況(※)別に雇用管理の評価をみると、上図のように雇用管理の全ての分野で「多様な働き方の利用者あり/運用がうまくできている」が高く、逆に「利用者あり/うまくできていない」企業が低くなっています。

※「うまくできている」(制度運用に関する評価ポイント3.0超)、「普通程度」(同2.5超3.0以下)、「うまくできていない」(同2.5以下)

多様な働き方によって雇用管理における全ての課題が解決するわけではありませんが、この結果をみる限り、雇用管理における課題への対応策の一つとして、多様な働き方の導入および効果的な運用を検討することは有益だといえそうです。

制度設計のアドバイス