SPES2009 パネルディスカッション

F3a
  7月16日(木) 13時40分〜15時00分 みらいCANホール
【講演種別】 オープンニングパネル
【講演タイトル】
経営者向けオープンニングパネル
「ピンチをチャンスに!今こそプロセス改善!!」
【講演概要】
 プロセス改善は、企業の仕組みを変革する技術とツールです。
2008年秋に始まったグローバル経済危機は、企業力の試金石となっています。
これまで、エクセレントカンパニーと呼ばれる企業は、ピンチにおける危機感を糧としてチャンスに変え、顧客に選ばれる企業として成長してきたと言われています。
ソフトウェア開発、ソリューションの提供においても、今こそ、プロセス改善を活用し、開発の現場を変えるチャンスです。しかし、プロセス改善が効果を上げるためには、経営者から現場の開発者、プロセス改善の推進者が一体となって、改善を継続し、現場に定着させる必要があります。
このパネルでは、現場における様々な困難を乗り越え、プロセス改善を定着させるためのマネジメントを中心に、議論します。
【コーディネータ】
伏見 諭   ふしみ さとし
株式会社 情報数理研究所
専務取締役
【プロフィール】
伏見 諭(ふしみさとし)

株式会社 情報数理研究所
専務取締役

日本工業標準調査会(JISC)情報技術専門委員会委員
情報規格調査会SC7/WG24主査
JISA 技術委員会標準化部会部会長
Information Systems Security Association東京支部ボードメンバー
その他、ソフトウェアプロセスとセキュリティにまたがった活動を行っています。
【パネリスト】
梶本 一夫   かじもと かずお
パナソニック株式会社
システムエンジニアリングセンター
所長
【プロフィール】
氏名:梶本一夫
勤務先:パナソニック株式会社
所属:システムエンジニアリングセンター
役職:所長

略歴:
1986年、京都大学大学院工学研究科情報工学専攻修了、同年松下電器産業株式会社に入社。
OSのマルチメディア拡張開発、規格化に従事。その後、デジタル放送送出設備開発や統合プラットフォーム「UniPhier」のソフトウェアリーダを経て、プロセスや開発手法のソフトウェアものづくり研究に従事。
【パネリスト】
端山 毅   はやま たけし
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
技術開発本部 ソフトウェア工学推進センタ
部長 (プロジェクトマネジメント領域責任者)
【プロフィール】
端山 毅(はやま たけし)
(株)NTTデータ 技術開発本部 ソフトウェア工学推進センタ 部長 (プロジェクトマネジメント領域責任者)

1992年東京工業大学理工学研究科情報工学専攻博士課程修了。
NTTデータ通信株式会社入社後、ドメイン分析モデリング、実証的ソフトウェアエンジニアリング、ソフトウェアプロセス改善等の研究に従事。
その後、全社スタッフとしてQMSの定義・運営、標準類整備など、品質・生産性向上施策を担当。
現在、CMMIに基づくプロセス改善活動を推進する他、プロジェクトマネジメントに関する研究開発を主幹。
博士(工学)、CMU/SEI認定CMMIインストラクタ、PMP。
PMI日本支部理事、情報規格調査会SC7委員、IPA/SECビジネス・プロセス改善領域プロセス共有化WG委員。
東京工業大学大学院非常勤講師。IEEE, ACM, ISERN, PM学会、JASPIC、情報処理学会、日本ソフトウェア科学会、各会員。
【パネリスト】
ほか1名
【プロフィール】
調整中
S7a
  7月17日(金) 16時30分〜18時00分 みらいCANホール
【講演種別】 パネルディスカッション
【講演タイトル】
開発現場向けクロージングパネル
「プロセス改善のサクセスストーリー」
【講演概要】
情報システムの品質向上が顧客や社会から強く要請されている。これに応えて、情報サービス産業では、CMMIの導入などプロセス改善への取り組みが広く行われるようになった。
しかし、当初は組織を挙げて意欲的に取り組んだ活動が、その後の運営段階で、十分定着していないことが見受けられる。
例えば、
・担当者が、しだいにやらされ感を持ち、モチベーションダウンを起こす。
・新たなメンバーが、ルールだからやるという意識で、品質改善の意義を十分理解しない。
・更なる改善の取り組みが進まない。
などがある。
一過性でなく、継続的にプロセス改善を進めていくには、プロセス、支援システム、推進体制、教育、評価等、様々な面での工夫が必要と思われる。
プロセス改善を組織に定着させ、効果を出している事例において、定着のための工夫を紹介する。
【司会】
中元 秀明   なかもと ひであき
株式会社野村総合研究所
情報技術本部
業務管理室長
【プロフィール】
中元秀明
株式会社野村総合研究所
情報技術本部
業務管理室長

1977年4月 野村コンピュータシステム株式会社入社。以降、損害保険業務、証券業務等のシステム化計画、設計、開発、プロジェクト管理、開発環境構築等を担当。
1996年より、社内の開発標準の整備、開発手法の調査と適用・普及、品質マネジメントシステムの導入等を担当。また、最新ITの動向調査・重要技術の発掘活動の推進を担当。
現在は、情報技術本部の業務管理担当マネジャー。
名古屋大学情報科学研究科客員准教授
【パネリスト】
金尾 仁   かなお ひとし
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
プロジェクトマネジメントオフィス
部長
【プロフィール】
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
プロジェクトマネジメントオフィス 部長

1978年 日立ソフトウェアエンジニアリング 入社
官公庁関係のシステム開発を担当
2001年 第1公共システム部 専任部長
官公庁・自治体のシステム開発を担当
2008年 プロジェクトマネジメントオフィス 部長
社内プロジェクトマネジメントの共通基盤の整備及びプロジェクト推進サポートを担当
【パネリスト】
八尋 美徳   やひろ みつのり
NECソフトウェア九州
生産革新推進室
室長
【プロフィール】
八尋 美徳(やひろ みつのり)
・1985年 NECソフトウェア九州入社。
以後、オープンシステム、Web系開発に従事。
・2003年 事業企画部、教育ビジネス部を兼務。
・2006年 生産革新推進室を発足し、室長として全社の生産革新活動の立上げに従事。
・2009年 NEC品質保証部を兼務。
【パネリスト】
阪本 太志   さかもと たかし
東芝デジタルメディアエンジニアリング株式会社
ソフトウェアセンター
シニアエンジニア
【プロフィール】
阪本太志(さかもとたかし)
・1987年 東芝ソフトウェアエンジニアリング(株)入社。業務用及び家庭用ワードプロセッサの開発に従事。
・1998年 BSデジタル放送開始に向け、BSデジタルテレビに従事。
・2000年 エンジニアリング会社4社合併に伴い、東芝デジタルメディアエンジニアリング(株)発足。
・2001年 携帯電話における3G通信プロトコルの商品化開発、車載用テレビ、音楽プレーヤー等の開発に従事
・2005年 所属組織にて、SW-CMMレベル3の達成を公式に確認。
この後、東芝グループにて推進中の三階層SEPGの中間にあたるCompanySEPGを担当し、現場のプロセス改善を支援する立場として現在に至る。
団体活動:JASPIC研究員、SPI Japan 2009 実行委員長
IPA/SEC 「エンタープライズ系ソフトウェア開発力強化委員会」プロセス改善WG委員
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