SPES2004 ソフトウェア・プロセス・エンジニアリング・シンポジウム

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ソフトウェアプロセスエンジニアリングシンポジウム2004開催のご案内

日程:平成16年7月1日(木)2日(金)
場所:日本科学未来館
協賛:(社)情報処理学会,(財)日本規格協会,(財)日本科学技術連盟,(社)電子情報技術産業協会,(社)日本情報システム・ユーザー協会,ソフトウェア技術者協会,(社)日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会
後援:経済産業省(予定),情報処理推進機構

情技術1630
平成16年5月24日

各   位

(社)情報サービス産業協会
平成15年度ソフトウェアプロセス改善委員会
委員長   鶴 保 征 城 

SPES2004ソフトウェアプロセスエンジニアリングシンポジウム開催のご案内

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 平素は当協会の諸活動にご理解ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、当協会ではエンジニアリングに基づいたソフトウェアプロセス改善の普及・推進を目的に標記シンポジウムを昨年に続き、今年も下記の要領にて開催する予定です。

 趣旨及びスコープ、プログラムにつきましては添付資料の通りで、ソフトウェアプロセス改善についての現場の事例報告などを重視した点は昨年と同様です。今年は事例報告の一部は公募とし、また新たにチュートリアルのトラックを加えたプログラムといたしました。

 また、参加者との自由討議を行うワークショップにより、ソフトウェア開発のプロセス改善に関する経験の交流をはかるほか、中国とのオフショア開発の実際についてミニパネルも用意いたしました。

 当協会では本シンポジウムを毎年継続的に開催し、ITサービス関連技術者が集い技術交流をはかる場にして参りたいと考えております。

 つきましては、ご多忙中とは存じますが、是非本シンポジウムにご参加いただき、貴社でのソフトウェアエンジニアリングの発展にお役立て頂きますよう、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

敬具

  1. タイトル:「SPES2004ソフトウェア・プロセス・エンジニアリング・シンポジウム」
  2. 日時:平成16年7月1日(木)7月2日(金)
  3. 場所:日本科学未来館(みらいCANホール、イノベーションホール、会議室1,2,3)
    〒135-0064 東京都江東区青海241(地図及びアクセス情報
  4. 主催:(社)情報サービス産業協会
  5. 後援(予定):経済産業省、独立行政法人情報処理推進機構
  6. 協賛(予定):(社)情報処理学会,(財)日本規格協会,(財)日本科学技術連盟,(社)電子情報技術産業協会,(社)日本情報システム・ユーザー協会,ソフトウェア技術者協会,(社)日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会
  7. 目的:ソフトウェアプロセス改善及びソフトウェアエンジニアリングの普及・推進
  8. 趣旨:下記【SPES2004プロセス革新から企業の躍進へ】参照
  9. プログラム:【プログラムのご紹介】参照
    個々のプログラムのアブストラクト等につきましては、【プログラムのご紹介】に順次掲載いたします。
  10. 定員:300名
  11. 参加費:20,000円(JISA会員企業1名、消費税・懇親会費を含む)
    25,000円(一般、及び団体会員傘下企業1名、消費税・懇親会費を含む)
  12. 参加申し込み:SPES2004申し込み票にてお申し込みください。
    申込受付後、事務局より請求書及び参加券をお送りします。

なお、定員になり次第、締め切らせて頂きます。

プログラムにつきましては、現在調整中のところがございます。最新情報につきましては、こちらの【プログラムのご紹介】でご確認ください。

なお、本件に関する問い合わせは事務局・尾股までお願いいたします。(TEL:03-5500-2617)

以上

 【プログラムのご紹介】 【SPES2004申し込み票】

 【参考】SPES2003のプログラム・講演内容

 


SPES2004プロセス革新から企業の躍進へ

( Software Process Engineering Symposium 2004 )

空白の10余年を経て、いま景気の回復期待が語られています。しかしこの期待の声にも、内実が伴わなければ次のバブルを準備するだけという警告の声が重なって聞こえます。ITサービス産業、ソフトウェア産業にとって現在必要な内実とは何でしょうか。戦後日本の産業において高品質製品指向が基本となり、品質管理の追求がなされた背景には、当時の米国によるGHQの国際水準へ向けた主導があったことが知られています。閉鎖的な国内市場ではなく国際マーケットに対応できる商品開発が目指されたことから高品質製品が生み出されてきました。現在は、ITサービス産業、ソフトウェア産業に国際市場での競争力や、技術内容での国際貢献可能な知力と体力が再度問われている時代ではないでしょうか。

米国にくらべれば細身であるとはいえ、日本のIT市場は巨大な市場です。また「鉄鋼」から「半導体」へと移った「産業の米」の役割は今や「情報・ソフトウェア」へ移行しつつあるとも言われています。また、システムインテグレーションからデバイスに内蔵される組み込みソフトなどの幅広い多様性という華々しさも持っています。しかし、ソフトウェア/システムの開発と運用のプロセスの堅牢性・先進性に対する信頼感は未成熟と言わざるをえません。

十分に信頼できるプロセスへの改善・革新の課題に、(社)情報サービス産業協会(JISA)では、業界活動としても取り組んできましたが、さらに広い見地から、また産学の連携をも視野に入れて、知恵と経験を結集することが有益だと考えます。JISA自身もこの課題に挑戦していきたいと考えていますが、ソフトウェア/システム開発・運用に携わるそれぞれの技術者、関連する分野の研究者が協力することにより、より実践的な視点とより深い技術的な洞察に支えられた活動が生み出されていくと思います。私たちの合言葉は、「ソフトウェア/システムの産業の現場にエンジニアリングに基づく改善と革新を、そして企業の飛躍を」です。この挑戦を実現する一つの手がかりとして、昨年に引き続き「ソフトウェア・プロセス・エンジニアリング・シンポジウム」を開催したいと思います。

シンポジウムでは、すでにある程度実証されたエンジニアリングをどのように産業の現場に取り入れるのかという視点も必要ですし、まだトライアル中の技術を評価し果敢に取り入れていくための討議も必要でしょう。また、相互の経験の交流を通じてより豊かな経験に支えられたプラクティスを生み出していくことも必要でしょう。そうした参加者の積極的な参加が生み出されるシンポジウムを発展させていきたいと考えています。多くの方々が、このシンポジウムを支え、また積極的に参加されて、それぞれの現場での次のステップを確かなものとする一助にしていただきたいと思います。

シンポジウムの基本テーマ: