IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)

日本語名称 電気電子学会
発足 1963年
本部 ニューヨーク
概要 IEEEはエレクトロニクス全般に関する研究を目的とする世界最大規模の電気・電子関係の技術者があつまる非営利団体である。1963年にアメリカ電気学会(AIEE)と無線学会(IRE)が合併し組織された。国際会議の開催や、機関紙や論文誌の発行や技術教育を通じての研究・交流活動をおこなっている。
目的 人類の利益のために技術革新と技術の向上を促進することを目的とする。
参加国 160カ国以上に375,000人以上の会員をもつ。会員の45%はアメリカ合衆国以外である。80,000人以上が学生会員である。
主な規格対象 コンピュータ・エンジニアリング、通信、電力、家電、ロボティクス、生物医学、電気工学など
規格の例 コンピューター関連としては、IEEE 802シリーズ(LANの規格)や、IEEE 1284(パラレル・インターフェースの規格)、IEEE 1394(高速シリアル通信の規格)、IEEE Std 83(ソフトウェア要求仕様書)、IEEE Std 1061(ソフトウェア品質メトリックス)、IEEE Std 1228(ソフトウェア安全性計画書)、SWEBOK(ソフトウェア・エンジニアリング知識体系)などがある。
組織構成 専門分野ごとに45のSocietyと称する分科会を持ち、それぞれに会誌(論文誌)を発行し、標準化活動(規格の制定)も行っている。IEEEの会員資格は6種類ある。
日本の組織 日本には各地域の9つの支部がある。また、日本の支部を代表する組織としてIEEE日本カウンシルがある。
特徴 IEEEは国際的な学会であり、米国の規格開発機関(SDO)であるが、実質的な国際標準であるIEEE規格を作成している。

※参加国、会員数、分科会、および、支部の数は2010年2月17日時点のものである。